中国で仕事を始めました(立木宏征)

今年(2012年)3月に四日市大学環境情報学部を卒業し、すぐ中国天津市で仕事を始めました(就労ビザを取得するためには日本で1年以上※の就労経験が必要で、私は大学進学前に1年の就労経験があります。※天津市の場合)。
仕事の内容は、天津に駐在する日本人に対する日本のテレビが視聴できるインターネットテレビの販売と月刊フリーペーパーの製作です。
仕事柄毎日のように天津の市街を歩き回っているのですが、今回は街中でよく見かける日本には無い光景をご紹介します。
 

中国式子どもの送迎(写真は天津市五大道2012年10月撮影)


平日の3時頃になると街中の到る所で人が群がり、車が渋滞し、そこを通り抜けるのも困難なくらいに込み合っています。どうしてそんなに人が集まっているかというと、それは幼稚園や小学校の前で親たちが我が子を迎えに来ているからです。
日本では集団登下校であったり個人であったり多くの子どもたちは自分で学校に行って帰ってきます。しかし中国(特に都会)ではほぼ100%に近い子どもたちが毎日親たちの送迎を受けています。
その原因には、交通情況の悪さや子どもの誘拐事件などの理由があるようですが、この子どものの送迎が違法駐車は大渋滞など大きな交通問題を引き起こしています。
また、私は仕事の中で20代の若い世代の中国人と一緒に仕事をしていますが、この送迎などを含めた親の過保護が子どもたちの少しわがままな性格を形成しているように感じています。これについてはまた次の機会に詳しく書きたいと思います。

参考:「综述:中国式接孩子引热议 盘点各种“中国式”」(中国語サイト)

1件のコメント

  1. 一人っ子政策のために子供は少なく、親はどうしても過保護になるのでしょうね。日本の場合は主に女性の社会進出で少子化になっているわけですが、過保護になるという面では同じ状況にあると思います。過保護になれば子供がわがままになるのは必然です。

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