モンゴルの環境リーダーが本学で研修

環境情報学部の粟屋かよ子・高橋正昭・武本行正教授がICETT(公益財団法人・国際環境技術移転センター)と共同で、モンゴルのウランバートル市の環境保全に関する研究や市民の啓発教育活動を現地で続けていますが、今回はウランバートル市民で組織されたエコクラブの代表メンバーや市内の学校教員らが来日し、研修を受けています。
 
今回の研修は、四日市公害を克服し、各種の環境改善を図ってきた四日市市の経験と成果を学び、モンゴルにおける対策プランをより具体的なものとすることを目的としています。
 
来日2日目の8月6日は本学環境情報学部の実験棟で、市民や学生など、だれでもが使えるような大気・水質の簡易測定法を学びました(写真)。主なものは、検知管を用いた二酸化硫黄の測定、手動の空気ポンプで大気を吸引し、ろ紙の汚れ具合を色表で判定する方法、5段階の色表を用いた青空カードによる空の色観測です。水質関係ではパックテストを練習しました。
 
今後の予定としては、鳥羽市のごみ処理システム、おかげ横丁、伊勢地区のごみ焼却施設、いなべ市の中学校の環境教育現場の見学などを行い、9日に研修終了の予定となっています。
 
なお、この日の研修はNHKの取材を受けました。
 

大気のサンプリング装置を説明する高橋教授とウランバートル市の環境リーダーの皆さん


 

大気の色を判別する「青空カード」を説明する高橋教授とウランバートル市の環境リーダーの皆さん


 

水質のパックテストの方法を説明する高橋教授とウランバートル市の環境リーダーの皆さん

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