四日市学シンポジウム2013の開催

 平成25年12月6日(金)午後に、四日市学研究会主催による四日市学シンポジウム2013「モンゴル・ウランバートル市における大気汚染と住民活動・女性の活躍」が9号館で開催され、約100名の方々が学内外から参加しました。この行事は2005年から継続して毎年行われており、今年で8回目になります。
 
 司会の李教授(経済学部)による挨拶の後、次の基調講演が行われました。
・「ウランバートル市の大気汚染と健康調査」武本行正氏(四日市大学環境情報学部教授)
・「ウランバートル市における環境リーダーの育成」粟屋かよ子氏(前四日市大学環境情報学部教授)
 
 休憩後には、次の基調コメントが報告されました。
・「モンゴルの社会と女性の活躍」今岡良子氏(大阪大学言語文化研究所准教授)
・「トルゴイト地区の啓発活動」トルガー・エネビシ氏(名古屋大学在籍、トルゴイト地域づくりセンター(TCDCと略)・プログラムコーディネーター)
・「三重県における男女共同参画」柴田啓文氏(四日市大学経済学部准教授)
 
 最後に、住民運動と女性の視点からパネルディスカッションが行われ、会場からの質問などに報告者が回答する形で、議論の深化がなされました。印象的だったのは、モンゴル側から参加された今岡先生とエネビシ氏の発言でした。女性が男性と同様に活躍し、女性の負担を分かち合っているモンゴル社会(特に子育てで)では、医師や教師に対する女性の比率が極めて高く、高学歴でバイリンガル、社会のリーダーとして働いている女性が多いということです。武本教授は、「われわれ日本の方が、遅れていますね。」と感想を述べていました。
 

今岡先生の講演の様子


パネルディスカッションでエネビシ氏が説明している様子

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