四日市大学エネルギー環境教育研究会がトヨタ環境活動助成に採択

一般社団法人四日市大学エネルギー環境教育研究会は「里山に繁茂する竹を農業に有効活用して炭素固定を図り、次世代へ引き継ぐ地域へ発展」というプロジェクトを2014年度のトヨタ環境活動助成プログラムに提案し採択されました。この助成には121件の応募があり、21件が採択されました。
 
平成26年12月1日にトヨタ紀尾井倶楽部にて助成決定証授与式があり、四日市大学エネルギー環境教育研究会が招待され、会長である新田義孝本学環境情報学部特任教授と事務局長である矢口芳枝氏が出席しました。
 
この助成活動では、三重県農業研究所と共同で、特殊に加工した竹粉を水田にすき込むことで、水田の酸性化を防止する研究を実施します。四日市地域での実証試験も計画しています。また、竹粉を利用した農業の特産品を作ることも計画しており、これらの活動で里山を荒廃させている竹の有効活用を試みます。実証試験用の水田の準備、竹微粉砕加工センターの準備、特産品を作る技術開発などにも着手しました。ご期待ください。
 
なお、この授与式には環境情報学部卒業生の永田裕寿さんが中部ESD拠点協議会プロジェクトコーディネーターとして参加していました。同協議会が進める「矢作川流域圏における生物多様性と伝統文化による管理手法と持続可能な環境教育の創設」プロジェクトが採択されたためです。
 
環境情報学部卒業生が地域で活躍する姿を見るのは、大変心強いものでした。
 

助成決定証を授与された方々と審査委員の集合写真

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