伊勢湾海岸漂着物対策セミナーで千葉教授が講演

平成27年1月8日(木)に三重県南勢志摩地域活性化局の主催で題記のセミナーが開催されました。セミナーの行われた三重県伊勢庁舎には、三重県や岐阜県の行政関係や企業、市民団体や一般市民など100名を超える方々が集まりました。
募集サイト
 
最初に環境情報学部の千葉教授が「漂流漂着ごみの発生起源コンピュータシミュレーションについて」と題して講演を行い、海に流れが生じる要因や、伊勢湾の流れの特徴について述べ、昨年の台風11号で吉崎海岸に漂着したゴミの発生起源をコンピュータで解析した事例を紹介しました。また伊勢湾全体の海岸線に漂着するゴミの発生起源の季節変化などに関する解析結果も紹介しました。
  
続いて、鳥羽磯部漁業協同組合の小浦理事から、答志島の被害状況について写真を交えた説明があり、漂流漂着ゴミの被害の深刻さを訴えました。宮川等の河川敷に溜まったゴミの除去が有効であった事例の紹介もありました。
 
最後に三重県環境生活部大気・水環境課の松本様から三重県の取組みについて紹介があり、漂着ゴミの調査、除去作業と助成を進めるとともに、この問題を地域の人達に知らせるために、小学生向けの資料配布、DVDの制作、映画館でのCM、ラッピング電車(近鉄)等の対策を行っているとの話がありました。
  
このセミナーも模様がNHKの「ほっとイブニングみえ」で紹介され、現在、オンラインでその映像を見ることができます。
是非、ご覧ください。
セミナーの映像

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