四日市大学環境情報学部



環境情報学部の学生が尾鷲の火力発電所などを見学


2018年2月2日(金)に武本・城之内・千葉教授に高橋元教授とゼミの学生ら28人が尾鷲火力発電所などを見学しました。この行事は毎年、この時期に中部原子力懇談会に依頼して実施しています。
 
はじめに、尾鷲にある中電でも最古参の尾鷲三田火力発電所を訪問し、約1時間半かけて、1号発電機(運転休止中)と3号発電機(出力50万kwh、ここ数年は年に10数日稼動のみ)や14階にある展望台での市内の眺望観察と港湾施設、重油と原油の貯蔵タンクなどの港湾施設を見学しました。尾鷲市のシンボルでもある煙突は高さが230mあり、国内で2番目だそうです。
 
昼食後は宮川の三瀬谷にある昭和42年に建設された「三瀬谷発電所」を訪問し、附属の中電・三重水力センターで県内17水力発電所を一括管理している状況についての説明を受けました。ここでは、明治40年に稼働開始した菰野町の千草発電所(国内で2番目に古い)も遠隔管理しています。集中管理の結果、大杉谷上流部にある宮川第3水力発電所は、三重県企業庁の管理時代には太平洋側の紀北町から林道経由で行くしか方法がなく、冬季は管理人が越冬宿泊していたものが、中電に移管された現在は点検に数か月に1回行くだけで良くなったとのことでした。また平成16年9月末の台風大洪水では、ダムの直下の発電所も水没し、下流の紀勢線の鉄橋の橋脚上部まで水位が上昇したとのことで、今もその時の流木が高いところに残っていました。
 
最後に多気バイオパワー発電所を見学しました。発電機は6,750kwで平成28年6月より運転開始し、年間75,000トンの木材チップを原料として使用しています。木材チップの原料は国産材にこだわっており、間伐材や工事で伐採された木材、ダムの流木、製品加工時の残材などで、建設廃材はいろいろなものを含むため、使用していないとのことでした。木材の産地は三重県が41%で、岐阜・和歌山・奈良・長野・滋賀県からも調達しているとのことでした。
 
参加した学生にとっては、最新から廃棄間近なエネルギー施設までを見ることができ、これからのエネルギー問題と、環境問題との関わりを理解する上で、大変貴重な機会になりました。例えば、太陽光発電量が増えたことで、火力や水力発電所が発電調整をしており、必要な時だけ発電したり、発電を夕方から開始したりなど工夫がされていることを学びました。特に留学生はこれまで尾鷲や東紀州を訪れたことがないため、日本のいろいろな地域を知る機会にもなったようです。
 
最後に、今回の見学を企画・運営いただいた中部原子力懇談会の皆様に感謝申し上げます。
 

尾鷲三田火力発電所屋上より、タンカーからの原油の輸送経路を見る


尾鷲火発のタービン建屋内で説明を聞く


尾鷲火発の制御室での説明を受ける学生


制御室内での集合写真


三瀬谷のダムの堤体と発電機建屋(手前)


発電機建屋入り口にある掲示板と平成16年の浸水時の水位ライン


水力センター内の制御コンソール前で説明を受けた


三瀬谷水力センターの前で集合写真


多気バイオパワーでの設備のフロー図


燃料となる木材チップ置き場とグラブバケット


多気バイオパワーで使用している各種木材チップ


多気バイオパワーのチップ置き場前での集合写真


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