四日市大学環境情報学部



交流ブログ

2015年8月27日(木)に武本教授、大八木講師、高橋研究員(環境技術研究所)と武本ゼミの学生らが「十四川を守る会」のメンバーと合同で十四川(じゅうしがわ)の水質調査を行いました。十四川は四日市市富田地区を流れる小河川で、桜並木で親しまれています。近年、上流域に住宅、商店、飲食店などが増加し、河川水質への影響が懸念されています。地元からの要望もあり、高橋研究員や武本教授を中心として定期的な水質調査を4年前から始めました。
 
今回も5ケ所の地点で流速やEC(電気伝導度)やDO(溶存酸素量)などを測定し、採取した水を大学に持ち帰り、分析を行いました。今年はすこし前の台風襲来の大雨で、水量はやや多く、COD(化学的酸素要求量)などの値は例年よりも低く、水質的にはかなり良い状況でした。
 
測定場所はSt1:河口部の豊栄橋の下、St2:近鉄鉄橋北の水防倉庫前、St3:東川原橋、St4:大矢知サンシとコメリの少し下流部、St5:北勢バイパスの上流部の田畑(東ソー物流の横)です。
 

採水作業中の「十四川を守る会」のメンバー


茂福の東河原橋から上流側の様子:朝明川の流入口


計測作業中の状況



平成27年8月8日(土)と9日(日)に東産業主催の第12回こども環境フェアが四日市大学で開催されました。他の会場も合わせて約1700名にご来場いただき、多彩な催しを楽しんでいただきました。昨年は台風で1日しか実施できなかったのですが、今年は猛暑日の中での2日間となりました。
 
東産業の環境フェアのページ
 
開催の準備と運営にあたられた東産業の皆様、工夫を凝らした出展をいただいた団体や学校関係者の皆様、大変お疲れ様でした。
  
なお、環境情報学部は9号館の1階で、
①昆虫の塗り絵と切り絵
②水質分析
③浮き草クイズ
④キャンパスウォークラリーとキャンパスの動植物調査結果の展示(エコ活部)
を出展しました。
 
大変な賑わいで、特に「昆虫の塗り絵と切り絵」は子供たちに大人気で、席が空くことはなく、制作した昆虫をバッグに付けて歩く子供たちの姿が、会場のあちこちで見られました。
 

東産業の木室社長のご挨拶(朝礼)


環境情報学部の「浮き草クイズ」のブース


環境情報学部の「昆虫の塗り絵と切り絵」のブース


環境情報学部のブースの全体


四日市大学エネルギー環境教育研究会のブース


高松干潟を守ろう会のブース



沖縄のポップカルチャーを題材にした環境情報学部の山本伸教授の著書『琉神マブヤーデージ読本/ヒーローソフィカル沖縄文化論』(三月社)の8月20日出版を記念して、東京・神保町の「書泉グランデ」(https://www.shosen.co.jp/grande/)にて出版記念トークイベントが開催されます。ゲストは『琉神マブヤー1972レジェンド』のマブヤー/朝基役で現在東京でも活躍中の俳優、與座和志(よざ・かずし)さん。沖縄では知らぬ者のいない絶大なる人気を誇り、全国に数多く存在するローカルヒーローのなかでも一際異彩を放つ「琉神マブヤー」を、一視聴者およびカリブ文学者の視点から、そして演じる側の俳優の視点から、解体、分析することで、「琉神マブヤー」の魅力についてアチコーコー(熱く)に語ります。イベントの詳細はチラシで。
 

トークイベントのチラシ



平成27年7月17日(金)に第15回目の環境特殊講義があり、卒業生である東幸輝君(2期生)と谷口丈仁君(11期生)が「若者による地域ビジネス」というテーマで講義を行いました。
 
東君はIT企業に就職後に脱サラし、現在は紀伊長島の実家の干物屋を手伝いながら、地域プロデューサーとして地域活性化に取り組んでいます。干物についてはカレー味やバジル味の新しい干物を開発したり、いろいろなアイデアで干物に付加価値をつけて販売したり(例えば高齢者向けの小パック商品)、新たな流通経路をみつけたりなどの工夫を行っています。仲間と共に取り組んで来た紀伊長島港の朝市には、地域外からの来場者も増加中で、人口減少中の南勢地区では、地産地消ではなく地産来消や地産他消が重要だと講義で説明しました。
 
谷口君(旧姓村井君)は環境関連企業に就職後に脱サラし、その後、いなべ市大安町で農業生産法人を立ち上げ、取締役に就任し、無農薬有機農業に取り組んで来ました。耕作放棄地を有効活用して、農地を拡大し、現在は多彩な野菜類を生産し、イオン系列のスーパーでも商品を販売しています。地域にあった農産品や育成法などを学ぶ上でも、地域の方々との繋がりは重要で、人との繋がりで現在の仕事が出来ていることを説明しました。将来の夢や農業の可能性についても熱く語ってくれました。
 
在学生は身近な先輩たちの熱い話に「一番熱い講義だった」「お二人の行動力が素晴らしい」「自分をしっかり持っていることに憧れを感じた」などの感想を述べていました。台風11号の余波の中を母校まで駆けつけてくれた東君、谷口君に感謝します。
  

谷口丈仁君の講義の様子


東幸輝君の講義の様子



平成27年7月10日(金)に環境特殊講義の14回目を実施しました。講義テーマは「半農半X(エックス)という生き方」で、半農半X研究所の塩見直紀様に講師をご担当いただきました。塩見様は京都府綾部市で農業をしながら文筆活動を行っている方で、約20年前から半農半Xという生き方を追求し、世の中に広めて来られました。
 
講義では、半農半Xとは、どんな形でも良いので農業をしながら暮らすライフスタイルで、農業で自分や家族の食を確保できれば、それ以外の部分で自分が好きな事、大切と思う事に挑戦し、楽しみながら生きてゆくというものだという説明がありました。スローライフや田舎暮らしではなく、農業や人生に積極的に取り組む生き方だとの説明もありました。
 
環境に優しく、日本の食料自給率を上げることも可能で、日本人のこれからの生き方を示唆してくれるものでした。著書は台湾、中国、韓国でも出版され、注目されているそうです。
 
学生たちは大変感銘を受けたようで、レポートには「自分の生き方を考え直したい」「ゲームに費やしていた時間を半分にして、アウトドアに出かけようという気持ちになった」「このような生き方もあるのだと、大変刺激になった。」「自分も半農半Xを始めます。」などの記述が目立ちました。
 
塩見様、素敵な講義をありがとうございました。感謝申し上げます。
 

講義の様子


講義の様子



平成27年7月3日(金)に第13回目となる環境特殊講義を実施しました。講義テーマは「KIEPS’S企業連携によるCO2削減への取組み」で、東ソー(株)四日市事業所の山崎修様が講師を担当されました。
 
KIEPS’Sは、Kasumi Island Environmental Plan’sの短縮語で、2008年に発足し、現在は第三コンビナートとその周辺の23企業と、四日市港管理組合で共同実施しているとの紹介がありました。
 
KIEP’Sの主な活動は、1年に11回のエコ通勤日の実施、エコドライブの推奨、従業員のエコ意識啓発、古紙合同回収、里山保全や干潟清掃などの環境ボランティア活動、ライドダウンなどで、エコ通勤やライトダウンによるCO2削減量や23号線の渋滞緩和状況の紹介なども行われました。
 
一般参加者からは、「KIEP’Sの活動を知り、大変勉強になった。企業間の調整をする事務局の方、ご苦労様です」「このまま活動を継続、拡大してください」「近所の南部丘陵講演の里山づくりに参画していただき、ありがとうございます」等の意見がありました。
 
学生からはCO2削減策として「企業の工場周辺の緑を増やしたり、生物を増やしたりしてはどうか」「街に緑を増やすための植樹活動を支援して欲しい」「従業員の多い企業は専用バスを運用してはどうか」「相乗り通勤をもっと推奨してはどうか」などの意見がありました。
 
山崎様、有益な講義をありがとうございました。
 

KIEP’Sの説明を行う山崎講師


講義室の様子



平成27年6月26日(金)に第12回目の環境特殊講義を実施しました。今回のテーマは「三重県の小学校におけるESD実践活動」で、四日市大学エネルギー環境教育研究会の矢口芳枝事務局長が講義全体をとりまとめ、ESD(持続可能な発展のための教育)に取り組む2つの小学校の先生に登壇していただきました。
 
名張市立薦原(こもはら)小学校の松田淑子先生からは、「ギフチョウから考える・薦原の自然と未来」と題して、小学4年生たちがギフチョウの観察や、地域の方々との交流を通じて、地域の素晴らしさを学ぶ教育についてお話しいただきました。地域を愛する心を育む教育がESDにとって大切とのお話しでした。薦原小学校では国語、算数、社会など多くの科目がESDで連携しているとのお話もありました。
 
桑名市の津田学園小学校の窪田裕志先生からは、「水辺の環境教育」と題して、嘉例川での水質と生物調査や、子供達が結果を発表する公開授業についてお話しいただきました。子供達のレポート紹介では、ESD教育を通じて子供達が気付いたことを具体的に説明していただき、授業の様子と成果が良くわかりました。長い目で(環境や社会を)見ることを学ばせることを大切にESD教育に取り組んでいるとのご説明でした。

なお、両校は環境省の平成25年度と26年度のESD人材育成事業に選定され、モデル授業に取り組みました。
 
一般聴講者からは、「ESDの具体的な取り組みについて、そういうことかと理解できた」「授業の目的が自分の生まれ育った地域に愛着を持たすことだということに賛同します」「自分の時代には、このような地域を学ぶ授業はなかった。とても良いことだと思う」などの意見がありました。
 
学生からは「ESDを多くの人に知ってもらうために、ワクワクできる授業から始め、次第に深いことを学んでいけば良いと思う」「自分の身の周りでも田んぼの生物が減ってきているので、田んぼを題材にして自然調査を行い、改善方法を自分の頭で考えるようなESDに取り組むと良い」などの意見がありました。
 
3人の講師の皆様、良い講義をありがとうございました。  
 

講義の導入とまとめの話をしていただいた矢口事務局長


「ギフチョウから考える・薦原の自然と未来」というESD教育の話題を提供していただいた薦原小学校の松田先生


「水辺の環境教育」という、嘉例川での生物調査や蛍観察のESD教育について話題を提供していただいた津田学園小学校の窪田先生



平成27年6月19日(金)に環境特殊講義の第11回目を実施しました。講義タイトルは「里山の自然と環境保全活動」で、四日市大学自然環境教育研究会の保黒時男代表が講師を務められました。
 
講義では最初に菰野町の切畑区をモデルとして挙げて、里山の構造や要素についての説明があり、その後、裸地⇒アカマツ林⇒コナラ・アベマキ林⇒シイ・アラカシ等の極相林へと向かう森の時間的な遷移を説明し、里山とは概ねコナラ・アベマキ林の状態を人為的に保持しているものだとの林学的な定義も行われました。
 
温暖化の進行による里山の危機については、等温線の北上速度が植物のそれを遥かに上回っており、北上により植物が気温上昇に適応することは困難であるとの説明もありました。
 
その後、講師らが進める大安町の里山のシデコブシの保全活動についての紹介があり、講師らの活動により、絶滅寸前のシデコブシの株数の減少に歯止めがかかり、スギの高木や藪の除去(光環境や湿地環境の変化)等の環境改善により、最近は開花も盛んになり、今後は実生による繁殖も期待できるとの報告もありました。
 
最後に、里山の保全の大切さと意義の説明と、自然観察会等のふれあい活動やグリーンツーリズムなどによる地域活性化の取組みへの提案なども行われました。里山地域の住人は必死に里山の自然や文化資源を守り、後継世代に繋ごうとしているが、高齢化や人口減少でそれが難しくなってきており、都会に住む人たちとの広域連携が重要であるとの説明もありました。
 
学生のレポートからは、里山とは何かや、里山の価値を全く知らなかったという意見が半数近くを占め、身近に里山がある本学の学生でも、そのような状況にあることがわかりました。里山の観察会や自然保護の取組みがあれば参加したいという声も聞かれ、保黒講師の熱意は学生たちに届いたようです。
 
保黒様、有益な講義、大変ありがとうございました。
 

講義を行う保黒講師


講義教室の様子




平成27年6月12日(金)、武本ゼミが陽光ビオファームのジャガイモ選別やハウスでの植え付けを手伝いました。陽光ビオファームは大安町にある農業生産法人で、環境情報学部卒業生の谷口君と宮本君が働いています。彼らが手塩をかけて育てたジャガイモの選別作業を、後輩たちが手伝ったわけです。当日は曇りのち晴れで心地よい風もあり、雄大な鈴鹿山脈を見ながら、楽しく、やや気温が高いので汗をかきながら作業を行いました。
 
約2時間の作業でしたが、着実に手と身体を動かして、ジャガイモを選別し、谷口君たちに納めました。また、ネギの袋詰め作業や、蒸し暑いハウス内でのレタスのポットへの植え付け作業など体験しました。また農地のへりの竹炭の山をスコップで掘り返し、カブトムシの幼虫や蛹の集団が現れると、学生たちは声を上げて喜んでいました。
 
収穫後は、陽光ビオファームの事務所で、丸山社長に作っていただいたジャガイモの油いためとふかしイモをおやつにいただき、皆で歓談しました。無農薬有機栽培で育てたジャガイモや大根の味は最高でした。収穫したジャガイモや大根をお土産にいただきました。陽光ビオファームの皆様、お世話になり、ありがとうございました。
 

選別作業を始める時に、アバタや傷のあるイモを取り除くようにと注意を受けた。


ネギの袋詰め作業が始まった。100gごとに根から袋に入れるのが結構、難しい。


蒸し暑いハウスで、2種類のレタスをポットに植え込む作業。


農場の近くの放置竹炭土壌内にカブトムシの幼虫と蛹が。皆、ビックリした。



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