四日市大学環境情報学部



交流ブログ

オーストラリア語学/環境研修の一行がクイーンズランド大学での研修の3日目を迎えました。引率している井岡教授からの報告です。
 
ゴミ処理場を見学しました。Brisbane市に隣接するLogan市にあるBrowns Plains Waste & Recycling Facility です。家庭から持ち込まれるゴミは一旦、トランスファーと呼んでいる場所で、リサイクルできるかどうか分別して、ゴミは5つのおおきなBinと呼ばれる箱に放り込まれます。白物家電はガスを抜いたあと、スクラップにして金属を取り出すそうです。モーターエンジンは、油を分別して、これもまた、金属資源として扱うそうです。いわゆる一般ゴミは、トラックで運び込まれ、単純に埋立地に埋められるそうです。

トランスファー 一般の人が自動車でゴミを捨てに来ている

大型機械で埋立場までゴミを押して行って、これまた、大型機械で押しつぶしながら、埋めていくということを繰り返していました。次の写真は、埋め立て風景で、その次が埋め立て完了の山です。使用中、使用後といったところでしょうか。埋立地は、まず、土砂をある程度の深さまで取り除いたあと、何層にも粘土層を埋設して、廃棄物から水が浸透しないようにするそうです。次に徐々に写真のように、廃棄物を埋め立てていって、山のようになったら、土をかけておしまいといったことです。汚染の問題は神経質で、周辺の土壌の水質検査や、近くの水路の上流部分と顆粒部分でも水質検査を定期的にやっているそうです。
 

ゴミの埋め立て風景


ゴミの埋め立てが完了した場所 小高い丘になっている


 
また、施設に隣接した場所に、リサイクルセンターを設置している。再利用できるものが陳列されていて、結構購買されているとのこと。年間20万トンのゴミのうち、1万2千トンがリサイクルに回されるとのことである。
 

ソファ、家具類は立派なものが多い


子供用の自転車から、大人用の自転車まで


コンピュータ こんなもの買うのかと思われるものも多い


 
午後は、Kym Mayes 氏による「Queensland Government Sustainable Industries Programs(DERM) EcoBiz」の講義でした。
 

向かって右がKym さん、左側が今日、通訳をしてくれたマカシー宮原由利子さん


 
通訳の由利子さんは、カナダ人と結婚、なぜか、オーストラリアに移住、子供さんはオーストラリアで大きくなったそうな。Kymさんは、政府機関で長年勤めているそうで、彼の携わったEcoBiz という制度の説明をしていただいた。環境および環境負荷を与えない製造に関する情報を伝えて、環境負荷の少ない製造をすることが目的で、ライセンスが認証機関から与えられる制度みたいです。
 
次に、フィールドスタディです。Oxley Common Catchment という非営利団体がBrisbane川の支流であるOxley川の水質をモニターしていて、そこにお邪魔して、水質調査を実施しました。
水質のモニターをしているジェシカさんのレクチャーを受けました。
 

テンガロンハットの方がジェシカさん、24歳だそうです。大学で生物を専攻しました。


Oxley川の流域図です。

計器を垂らして、水温、pH、DOなどを測ります。


川の水を採水します。


パックテストです。


水中の生き物を調べます。


動き回っている昆虫はwatersriderだそうです。


 
基本的には、環境情報学部の環境専攻のゼミでやっているような河川の調査です。簡易な水質を測定し、採取された生き物から、川の水質を推定することをやっていました。



オーストラリア語学/環境研修の一行がクイーンズランド大学での研修の2日目を迎えました。1日目は長旅の疲れで、大変だったようです。2日目はどうだったのでしょうか。引率している井岡教授の報告です。
 
日にちが経つのは早いもので、もう研修2日目に突入しました。セントレアを発ってから、早、3日目になります。
 
7時45分にこのプログラムの本拠地であるビルの2階に集合です。今日からは自力で、バスを乗り継いで、ホームステイの家からUQまで来なくてはなりません。案の定、定刻に間に合ったのは6名でした。そのあと、徐々に到着して、8時ぐらいには全員揃いました。思ったより優秀。中には、ホームステイのペアレントに送ってもらった人もいましたが。
 
午前は、バスで1時間半ほど揺られて、Gelita Australia 訪問です。この会社は、ゼラチンを製造している会社です。ゼラチンは、食品(ゼリー状のもの、グミなど)、工業用には建築素材やフィルム、印画紙などにも使用されている。さら医薬品や化粧品にも使用されています。
 
原材料が、牛の頭皮ですので、実際の現場は、かなりショッキングな風景が多いです。通訳の大瀧さんも、工場を見学したあとは、グミが食べられなかったと言っていました。Gelitaでは、原材料からゼラチンになる部分を取った残りの部分を、そのまま廃棄するのではなく、肥料として生産し、また、バイオディーゼルの燃料として取り出すことや、ボイラーの燃料として、石炭を使用しているが、その燃えカスを道路の舗装材料としたりして、基本的には廃棄物として出さない努力をしている。これが、Cleaner Production Programの学習内容として選ばれた理由だと思われます。また、生産過程で使用される工業用水は、地下水、川からの取水でまかなっており、工業用水を市から得ているわけではない。使用した排水は、処理され、かんがい用水として使用されている。敷地外にゴミを出さないことが売りである。
 

施設管理のマネージャからの説明


工場のサイモンさんから、最初に取り出された液状のゼラチンを紹介された。


 
牛の頭皮が原材料なので、工場自体は、悪臭が漂っており、また、搬入口には取り残された頭皮が落ちていたりしている。また、塩漬けされた頭皮の山が倉庫に積まれている風景も見せてもらった。写真に収めたが、少しグロテスクなので、表示は割愛する。
 

発酵処理が終わった牛の頭皮を原材料とする肥料。農家に納入され、イーウィフルーツ、マカダミアンナッツ、じゃがいもなどを育てる肥料として使用される。


排水の処理場


 
日本では、とても、このような工場があるとは思えないが、我々が使用している、コラーゲン、お菓子、化粧品など、あまり意識していないが、よく見るとゼラチンが使われている製品が、我々の身の回りに普通にあることが分かる。このような過程を経ての製品だと思うと、考えさせらるものがある。Cleaner Production の趣旨とは少し違うが、参加した学生は、かなりショックを受けた様子であった。
 
Gelita社で、モーニングティーを頂いたので、そのシーンだけ紹介しておく。オーストラリアはイギリスからの植民で発展してきた国であるので、英国風の習慣が色濃く残っている。午前のティー、午後のティーもその例である。幼稚園などでもその習慣が踏襲され、親は、お弁当の他に、ティー用のお菓子を持たせるそうである。
  

屋外でのモーニングティ-


 
午後は、Bob Hampson さんの講義であった。「Protected Area Management in Australia」という題で、オーストラリアにおける保護区域管理のことについて紹介してくださった。保護区域に指定された土地は、日本で言うところの国立公園として扱われ、政府、地方自治体が自然のままに保持することが定められている。自然のままの状態で、その地域の環境を含めた動植物を次世代に残すことを目的としている。一切の土地利用が禁止されている。10000の管理区域が有り、全体で13700万haの広さがある。人間、および人間社会は基本的に環境を破壊する存在であるが、人間社会を取り巻く区域の自然が保護されていることは、人間社会が持続可能であるために必要であると発想から、生まれている。
 
山火事も生態系には重要な役割を持っているという発想は興味深いものである。自然の営みとして10年に1回ぐらいの頻度で、山火事は起こり、それが、結果的には、森林の生態系を維持してきたという話である。それが、オーストラリア人の移住によって、山火事が少なくなり、また、一回おこると、その規模が大きくなっている。
 

Bobさんのお話



オーストラリア語学/環境研修の一行がブリスベンに到着しました。引率している井岡教授の報告です。
 
オーストラリア現地時間午前7時ころブリスベン国際空港に到着。入国手続きをすませ、手荷物検査(オーストラリアは食物の持ち込みが厳しい)もなんとか通過しました。ただ、私事ですが、私のスーツケースだけ、インチョン空港にとどまっている模様。バッゲージサービスに届けて、外に出ました。今回のUQ側のチームリーダをしてくれるキャロルさんが出迎えてくれました。Kerrel Casey Training という会社をやっているらしく、UQから委託を受けて、今回の引率をやってくれているみたいです。
 
同じく、運転手のキャメロンさんに誘導されて、荷物を、バスに連結した小型のトレーラーに積み込みました。ブリスベン市の中心部を通って、市内が見下ろせるMt. Coot thaに登りました。Coot tha はアボリジニの言葉だそうです。
 

キャロルさん(後ろ向き)と運転手のキャメロンさん


Mt. Coot Tha からブリスベン市を望む


クイーンズランド大の正門前にて、記念撮影。


 
その後、キャロルさんの案内で、クイーンズランド大の中を見て回りました。非常に広いキャンパスです。中には、コーヒーショップやファストフード店、歯医者までありました。ライブラリー(図書館)の周りも見て回り、中庭で記念撮影。
 

ライブラリーの前で撮影。


 
お昼は、学生食堂(と言っても、通常の食堂から、ピザやファストフードまでいろいろな店があります)で昼食。午後は、Official Welcome のあと、今回のプログラムのブリーフィングです。いきなり、通訳なしでした。
 

Klaus Grosseholz さんからブリーフィングを受ける。


 
IDカードのための写真撮影をしたあと、「Cleaner Production Techniques」という今回のプログラムのテーマに沿った講義がいきなりありました。写真のように、日本人の通訳の方が付きましたので、内容を伝わったと思われます。しかし、既に、20時間ほど移動に費やし、朝から、いろんなところに、連れ回されて疲労困憊の上での講義でしたので、沈没する人が続出しました。温室効果ガスに始まって、30年前に消費社会は持続可能なのかとの疑問が突きつけられながら、現代に至っているとの話でした。そこで、資源の調達から加工、消費、廃棄に至るサプライチェーンの観点から、持続可能な社会の構築が必要であるという主張です。Cleaner Production という言葉は、国連で定義されており、サプライチェーン全体で持続可能な社会につなげていかなければならないというようなお話です。
 
たいへん疲れた、UQでの第1日目でした。
 

右端が通訳の大瀧さんです。



環境情報学部主催のオーストラリア語学/環境研修が平成29年2月13日に始まりました。出発は中部国際空港。12時前に四日市大学生と三重大学生全員が集合し、見送りの山本先生と佐藤入試広報室次長も合流しました。STAトラベルの梅澤様から説明を受けたあと、全員で集合写真を撮りました。その後、緊張しながら手荷物検査と出国手続きを終えました。学生たちにとっては初めての経験ばかりで、手続きを終えると、ほっと一息し、飲み物を買ったり、軽食をとったりしていました。
 
機内は、ほとんど隣り合わせの席で、和気あいあいの旅となりました。2時間で途中経路のインチョン空港に到着。どんよりとした天気で空港はセントレアに比べると比較にならないほど広く、乗り換え口からブリスベン行きの搭乗口まで長い距離を歩きました。捻挫をしていた長谷川君には難行苦行でした。
 
さあ、これからブリスベン行きの飛行機に搭乗します。
 
この研修の様子を、これから随時報告します。
よろしければご覧ください。
 

中部国際空港で記念撮影!期待にわくわく。


足を捻挫中の長谷川君。インチョン行きが満席で、超ラッキーなことにビジネスクラスに移れることに。


和気あいあいのインチョン行きの機内の様子


今回の研修に参加してくれた三重大学の学生たち



 2017年2月5日(日)に四日市大学9号館で「第2回 四日市大学地域連携フォーラム」が開催され、環境情報学部の学生と教職員が参加しました。

 この地域連携フォーラムでは、環境情報学部の千葉賢・教授(社会連携センター長補佐)が司会を務め、環境情報学部の小川束・教授(四日市大学学会長)が四日市大学学会を代表してあいさつを行いました。また、昨日のわかもの学会で最優秀賞を受賞した伊藤大地さん(情報専攻・4年生)による研究発表が行われました。

 その後行われた環境教育分科会では、神長唯・准教授による進行のもと、各参加者から研究・実践の発表がありました。環境情報学部からは、千葉教授による地域環境保全のための総合研究と環境教育に関する報告が、田中正明・教授(四日市大学生物学研究所長)による電子顕微鏡を用いた環境教育実践に関する報告がありました。



 2017年2月4日(土)に四日市大学9号館で「第3回 四日市大学わかもの学会」が開催され、環境情報学部の学生による卒業研究・卒業制作の成果が発表されました。

 学生による活動・研究報告として、「護岸環境と生息するプランクトンとの関連性について」長谷川睦さん(環境専攻・4年生)、「鈴鹿山脈に点在する廃村集落」伊藤大地さん(情報専攻・4年生)の2件の研究発表がありました。また、長谷川朝美さん(メディアコミュニケーション専攻・4年生)制作による映像作品「cat eyes」が上映されました。伊藤さんの研究発表は最優秀賞を受賞しました。

 長谷川さん制作の映像作品「cat eyes」は次のページからご覧ください。



 2017年1月12日(木)に廣住講師と学生12名で、春からの栽培実験にむけて、四日市大学構内にある実験ほ場の準備を始めました。

 来月にはトマトとトルコギキョウの種まきをして、栽培実験のための苗作りを始める予定です。




去る12月7日、台湾の国立交通大学(新竹市)で開催された「グラフィック・ナレティブ」の国際会議に本学部の山本伸教授が司会者として招かれました。山本教授の専門はカリブ文学ですが、一方で日本ポップカルチャー学会の副代表という顔も持ち、昨年は沖縄のローカルヒーローを題材とした『琉神マブヤーでーじ読本:ヒーローソフィカル沖縄文化論』(三月社)を上梓されるなど、特撮物からコミックまで幅広い見識があるということでお声がかかったとのことです。実際、担当したパネルでは中沢啓治の漫画『はだしのゲン』や山本英夫の『ホムンクルス』についての発表もあり、フロアからの熱心な質疑に対して不足ない応答ができるよう発表者へとユニークでスムーズな橋渡しをされていました。台湾はもちろん、アメリカやスペイン、カナダの研究者などが多数出席した会議の司会をしたことについて教授は、「いま新たに注目されつつある比較文学ジャンルであるグラフィック・ナレティブの台湾での記念すべき第一回目の国際会議に出席できたのは大変光栄である」と喜びをかみしめている様子でした。
 



 2017年1月13日(金)に環境専攻(自然環境分野)の卒業研究発表会が ADV 教室で開催されました。

 この卒業研究発表会では16課題の研究発表がありました。これまでの大学生活の集大成として各セミナーで取り組んだ研究成果を発表しました。

 情報専攻の卒業研究発表会とメディアコミュニケーション専攻の卒業展も別会場で同日開催されました。

環境専攻(自然環境分野)卒業研究発表会



2017年1月21日(土)、三重県立博物館(MIEMU)で三重県主催の環境県民講座が実施され、環境情報学部の千葉賢教授が講師を務めました。講座のタイトルは「数値シミュレーションによる貧酸素水塊の未来予測」で、約60名の聴講者が集まり、熱心に教授の話に耳を傾けました。
 
講座の内容は、「数値シミュレーションとはどのようなものか」、「伊勢湾で今何が起こっているのか」、「貧酸素水塊の発生と短期変動のしくみ」、「貧酸素水塊長期化の原因推定」、「数値シミュレーションによる貧酸素水塊の未来予測」、「伊勢湾の漂流漂着ゴミ問題」に分かれ、約2時間の中身の濃い、やや専門的な事柄も含むものでした。
 
教授がYouTubeにアップしている数値シミュレーションの動画伊勢湾の立体地形の見せるWebアプリ、環境情報学部が実施している伊勢湾海洋調査実習の写真の紹介もあり、楽しめる工夫も織り込まれていました。
 
会場からは、「江戸時代にも貧酸素水塊は発生していたのか」、「下水処理場は伊勢湾の環境に役立っているのか」、「伊勢湾の環境を専門家が集まって議論し、方針を決めるような取り組みは行われているのか」、「大津波が来ると伊勢湾のヘドロは浄化されるのか」などの質問があり、伊勢湾の環境問題に興味を持たれた方が多くおられたようでした。教授は、これらにも丁寧に答えていました。
 

講座の様子


教授自作の墨絵を描くアプリの紹介


伊勢湾への汚濁負荷量の年次推移の説明


貧酸素水塊の短期変動の原因についての説明


数値シミュレーションで作成したアニメーションを使っての伊勢湾の漂流ゴミの動きの説明



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