中国に渡りビジネスを始めた環境情報学部卒業生の立木宏征君に寄稿を依頼したところ、次の便りを送ってくれました。日本と中国の関係がギクシャクする中で頑張っているようです。ご一読ください。
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天津では最近の数ヶ月で地下鉄2号線と3号線が開通し、従来からある1号線と9号線と合わせて4本の地下鉄路線が使えるようになりました。
これまでは交通の中心である天津駅からはバスやタクシーを使わなければならず、バスは目的地までに要する時間が長くまた大変混み合い、タクシーは特に交通渋滞や黒車(正規料金で走らない違法タクシー)につかまると交通費が大変高くなってしまい、天津の交通における一つの大きな障害となっていました。
また、地下鉄1号線と9号線は数年前より既に開通していましたがこれらは天津駅にはつながらず、これら東西の路線のみでは行ける場所に限りがあり、利用者は特定の人に限られていました。
今回、東西に伸びる2号線に加え、南北に伸びる3号線がついに開通し、天津の交通網が大きく前進しました。これにより天津駅のみならず天津空港やバスターミナルなどその他主要交通網との連絡が大幅に便利になりました。
今後もどんどん地下鉄路線が増えていく予定で、ますます天津が中国を代表する住みよい街へと移り変わっていくのが楽しみです。

国慶節に合わせて開通したばかりの地下鉄3号線の天津タワー(天塔)駅