11月21日(水)高橋ゼミ2年生が四日市港の見学を行った。この見学は四日市港を所管する四日市港管理組合の好意で毎年この時期に実施している。四日市ポートタワーに到着し、すぐさま港内巡視船「かもめ」に乗船し、四日市港内を巡回した。多くの学生は工業用塩が雪山のように真っ白に積み上げられているのを見てびっくりしていた。自動車やコンテナなどの移送施設、石油コンビナートのガスタンク群などを見ながら港最奥部にある明治時代に作られた「潮吹き防波堤」の説明を受けた。
帰路では伊勢湾や四日市港の水質汚濁がどのように推移しているかについて資料による説明を受けた。さらに体験実習として採水器具による底層水の採取、透明度、水温、ウインクラー法による溶存酸素量(DO)、パックテストによる化学的酸素要求量(COD)などの測定が行われた。
このあと、ポートタワー最上階の展望室から伊勢湾を見学した。当日は好天に恵まれ、知多半島(愛知県側)や神島もよく見え、中部国際空港や伊勢湾シーバースも望遠鏡で確認することができた。皆、船で四日市港を見るのは初めてで、貴重な体験であった。

船上で透明度の測定方法について説明を受ける

下船時の様子

ポートタワー入口で