平成25年12月12日(金)午後6時半から四日市大学研究機構にて、第9回「四日市大学と地域を考える懇談会」を開催しました。参加者は7名と少なめでしたが、四日市中央工業などで長年、校長を務められた仲林一成様から人間教育や学校の活性化などのお話しを詳しく伺うことができ、充実した会議となりました。
仲林先生は工業高校にインターンシップを三重県で初めて導入したり、中学生が高校で体験学習する機会を初めて設けたり、ロボコンに参加したり、地域と高校でゴミ拾いを実施したりなど、新しい取り組みを積極的に進めてきた方です。新しい教育方法や地域連携のあり方を模索中の大学にとって、参考になる部分がたくさんありました。
道徳教育の議論の中では、「従来科目の中で時には脱線し、10~20分程度で良いので、自分の体験談などを教員が語るととても効果があるのだが、それも(現在の指導要領の中では)なかなか難しい」というお話しがあり、印象的でした。
その他に、地域のシニアが学校教育に協力する方法や、ネット自治会(八郷モデル)についても意見交換が行われました。