日本科学技術振興機構が進める「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」「さくらサイエンスプラン」により、モンゴル国の高校生10名が来日し、四日市周辺の環境関連施設や高校で環境問題を学びました。彼らはモンゴル国の将来を担う学生たちで、各学校の成績最優秀者、物理学や化学オリンピックの参加者、情報科学、英語、芸術、音楽分野などのコンクール優勝者などから構成されています。
2014年12月2日(火)に、まず、国際環境技術移転センター(ICETT)と三重県保健環境研究所で四日市公害と大気汚染対策の講義を受け、また、暁中学高等学校を訪問して、武藤校長や日本人高校生と討議を行いました。
その後、四日市市環境学習センターに移動し、本学環境情報学部の武本教授と高橋講師によるモンゴルのウランバートル市の大気汚染のシミュレーション結果や環境汚染と健康影響に関する講義を受けました。講義では、ゲルストーブでの古タイヤの燃焼が危険だという話題があり、高校生たちは真剣に聞いていました。
現在もモンゴル国の高校生たちは日本に滞在中で、南丹市や京都金閣寺、二見浦や伊勢神宮、東京都庁や科学未来館などを見学し、今週末に帰国の予定です。武本教授、高橋講師、ICETT担当者は、モンゴルと日本の交流にとって、大変有益な事業であるとの感想でした。

暁中高での歓迎風景

高橋講師による授業(モンゴルの明日のために)

環境学習センターの展示物の説明

環境学習センターでの交流後の記念撮影