平成27年7月10日(金)に環境特殊講義の14回目を実施しました。講義テーマは「半農半X(エックス)という生き方」で、半農半X研究所の塩見直紀様に講師をご担当いただきました。塩見様は京都府綾部市で農業をしながら文筆活動を行っている方で、約20年前から半農半Xという生き方を追求し、世の中に広めて来られました。
講義では、半農半Xとは、どんな形でも良いので農業をしながら暮らすライフスタイルで、農業で自分や家族の食を確保できれば、それ以外の部分で自分が好きな事、大切と思う事に挑戦し、楽しみながら生きてゆくというものだという説明がありました。スローライフや田舎暮らしではなく、農業や人生に積極的に取り組む生き方だとの説明もありました。
環境に優しく、日本の食料自給率を上げることも可能で、日本人のこれからの生き方を示唆してくれるものでした。著書は台湾、中国、韓国でも出版され、注目されているそうです。
学生たちは大変感銘を受けたようで、レポートには「自分の生き方を考え直したい」「ゲームに費やしていた時間を半分にして、アウトドアに出かけようという気持ちになった」「このような生き方もあるのだと、大変刺激になった。」「自分も半農半Xを始めます。」などの記述が目立ちました。
塩見様、素敵な講義をありがとうございました。感謝申し上げます。