環境特殊講義第15回目(東・谷口講師)を実施

平成27年7月17日(金)に第15回目の環境特殊講義があり、卒業生である東幸輝君(2期生)と谷口丈仁君(11期生)が「若者による地域ビジネス」というテーマで講義を行いました。
 
東君はIT企業に就職後に脱サラし、現在は紀伊長島の実家の干物屋を手伝いながら、地域プロデューサーとして地域活性化に取り組んでいます。干物についてはカレー味やバジル味の新しい干物を開発したり、いろいろなアイデアで干物に付加価値をつけて販売したり(例えば高齢者向けの小パック商品)、新たな流通経路をみつけたりなどの工夫を行っています。仲間と共に取り組んで来た紀伊長島港の朝市には、地域外からの来場者も増加中で、人口減少中の南勢地区では、地産地消ではなく地産来消や地産他消が重要だと講義で説明しました。
 
谷口君(旧姓村井君)は環境関連企業に就職後に脱サラし、その後、いなべ市大安町で農業生産法人を立ち上げ、取締役に就任し、無農薬有機農業に取り組んで来ました。耕作放棄地を有効活用して、農地を拡大し、現在は多彩な野菜類を生産し、イオン系列のスーパーでも商品を販売しています。地域にあった農産品や育成法などを学ぶ上でも、地域の方々との繋がりは重要で、人との繋がりで現在の仕事が出来ていることを説明しました。将来の夢や農業の可能性についても熱く語ってくれました。
 
在学生は身近な先輩たちの熱い話に「一番熱い講義だった」「お二人の行動力が素晴らしい」「自分をしっかり持っていることに憧れを感じた」などの感想を述べていました。台風11号の余波の中を母校まで駆けつけてくれた東君、谷口君に感謝します。
  

谷口丈仁君の講義の様子


東幸輝君の講義の様子

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