8月9日(火)に四日市大学環境情報学部の環境専攻(※)がサマースクールを行いました。タイトルは「川の汚れの正体を探ろう!」で、大八木講師とゼミ生2名が担当しました。参加者は自然環境全般に日頃から関心のある生徒さんたちで、積極的な姿勢で取り組みました。
(※)平成29年度カリキュラムから自然環境分野に変更予定。
ガイダンス後、猛暑の中、野外実習でビオトープの採水・計測を行い、午後からは観察実習として、第2実験・実習室にて実体顕微鏡・電子顕微鏡を使って試料の観察・スケッチを行いました。試料は濁度指標のカオリン、有機物の汚れとしての砂糖、イオン性の無機的な汚れとしての食塩の3種としました。その後、実験棟での計測実習として電気伝導度、濁度、CODの測定を行いました。得られた数値がどのような意味を持つのか、自然界ではどのような物質の動きが推定されるのかなど解説を行いました。終了後には井岡学部長から受講証明書が授与されました。
生徒の皆さんの感想は、「見た目の汚れだけではなく、透明だった砂糖のCOD値が高くて驚いた。さらに深く知りたくなった」「電子顕微鏡を使うことができて、とても面白かった」「科学的なものの見方を知って、科学が好きになった」などで、短時間の実習でしたが、良い経験になってくれたようです。

【野外実習】採水・データ記録の様子

【計測実習】COD滴定の様子