2016年8月19日(金)と22日(月)の午前中に、武本教授、高橋元教授、大八木講師とゼミ生が、セミナー活動の一環として十四川と海蔵川の本支流と上流の竹谷川を調査しました。富田地区の十四川については5年前から十四川を守る会と共同で調査していますが、今回は真夏の渇水期で朝明川からの導水はなく、流量は少な目でした。海蔵川は3年前から下流と中流の7カ所で継続調査をしており、今回は上流側の5カ所を追加して行いました。竹谷川上流の県地区と海蔵川上流の菰野町にある養豚場からの排水がこれらの水系の汚染を起こしていることから、県地区市民センターの矢田館長や竹谷川の蛍と桜を守る会と共同で実施しています。県地区では高濃度の有機汚濁のために蛍が減少し、稲の被害も発生しており、対策が急がれています。実際にコシヒカリを作付した2圃場では倒伏が発生していました。当日は晴れで、水質の測定と採水を実施しました。

十四川下流:四日市高校の横で採水

十四川中流:茂福のゴミ倉庫下(流量小)

養豚場から竹谷川の支流への排水調査

県地区の守る会の皆さんと海蔵川上流部へ(遠景の田んぼのコシヒカリは一部倒伏していた)

海蔵川上流部ではヒキガエルが水面に口を出していた

上流部の支流では水はきれいになっていた