環境情報学部の武本・城之内ゼミ生による浜岡原発見学

平成29年2月3日に、環境情報学部の武本・城之内ゼミを中心とした教員・学生16名と環境技術研究所研究員を加えた総勢21名が、学部のエネルギー環境教育の一環として、中部電力・浜岡原子力発電所を見学しました。
 
浜岡原子力発電所発電所は平成23年5月に政府から停止要請を受け、その後は津波と地震対策を大規模に進めてきました。東北大震災時の加速度550ガルにくらべ、1000~2000ガル、振幅10メートルの振動にも耐えられるような格納容器対策や、東海・東南海・南海の3連動地震の津波を想定した22メートル高の防波壁が造られており、この防波堤の全長は1.6kmに及び、その規模に圧倒されました。防波壁は堅い岩盤まで直接に杭を入れて万全の対策を施しているとのことでした。高台にガスタービン発電機を設置し、交流電源車も用意するなど、5重の電源機能対策も行われていました。
 
その後、原子力研修センターでは、事故体験の技術伝承をはかる「失敗に学ぶ回廊」を興味深く見学しました。
当日は各地からの見学者が多く、日本で最大規模の地震津波対策に驚いている姿が見られました。
 
参加した教員と学生にとって、大変有意義な勉強の機会になりました。
この見学ツアーを組んで下さった中部原子力懇談会三重支部の皆様に感謝申し上げます。
 

浜岡原子力発電所玄関前にて


原子炉格納容器の実物大模型での説明


22m高の防潮堤の模型での説明

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください