「四日市公害論」に伊藤三男さんが登壇

2017年6月26日、環境情報学部専門科目「四日市公害論」は伊藤三男さんをゲスト講師としてお招きしました(担当教員:神長唯総合政策学部教授)。昨年度に引き続き、2回目の登場となります。
  
伊藤三男さんは1969年に高校教師として桑名に着任したことをきっかけに、四日市公害と出会いました。現在も四日市再生「公害市民塾」の中心人物として、積極的に四日市公害について発信し続けています。また、「四日市公害と環境未来館」の展示解説員や、同館の「語り部」活動にも力を入れています。
  
この日は、「澤井余志郎さんを偲んで~四日市公害反対運動~」と題し、約30人の受講生を前に、2015年に逝去された澤井余志郎さんの紹介もお願いしました。澤井さんの記録することに対する強い想いなどが「四日市公害と環境未来館」の誕生に貢献した経緯など、じっくりお話しくださいました。受講生の感想からは、当時を体験した人の「生の声」を聞けたことや、澤井さんについて改めて学べたことへの感謝や驚きが述べられており、ゲスト講師の登壇は四日市公害論を学ぶ学生たちのよい刺激となったようでした。
 
「四日市公害と環境未来館」では7月24日まで特別展「四日市公害写真展」を開催中です。澤井さんの残した写真を中心に、約160点がパネル展示されています。
 
7月24日はついに四日市公害裁判の判決から45周年を迎えます。
  
(参考)
「四日市公害論」に野田さんが登壇
四日市公害論に澤井さんが登壇
四日市公害と環境未来館
 

ガリ版刷りについて身振りを交えながら話す伊藤三男さん

 

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