環境情報学部生が答志島桃取町の滞在型漁業体験研修に参加

答志島は鳥羽市にある離島の一つで、桃取町は答志島の西側に位置する漁業の町です。この地域にある奈佐の浜は伊勢湾のゴミが集中的に集まる場所として有名で、海岸清掃活動に教員や学生が参加する中で環境情報学部と繋がりが出来ました。伊勢湾のゴミが集中するということは、陸から海に入った栄養もこの付近に集まるため、答志島付近は伊勢湾の有数の豊かな漁場として知られています。
 
この度、鳥羽磯部漁協桃取支所の小浦嘉門理事のお世話なり、環境情報学部の男子学生3名(浅井君、岡田君、平野君)が滞在型漁業体験研修に参加しました。この取組みは桃取町が進める「桃取元気プロジェクト」の一環で、プロジェクトは6年前から実施され、アマモ場再生、婚活、漁業研修などが行われています。環境情報学部としても、これから社会に出る若者が地域問題を肌で感じることや、ほとんど知る機会のない漁業の実情を知ることは、大変役に立つと考えて、是非にとお願いしました。特に3名は自然環境専攻の学生なので、伊勢湾の環境問題と地域社会の関係を学ぶ機会にもなると考えました。
 
2018年3月8日(木)に答志島に渡り、10日(土)までの2泊3日で漁業を中心とした活動に取組みました。この期間は生憎の雨風模様で、時化ていたために海に出ることはできませんでしたが、8日はワカメの加工(葉と茎を分離する作業)、9日は乾燥ワカメの作成とカキ剥きのお手伝いをしました。漁業組合員ご一家の加工場にお邪魔して、世間話をしながらの仕事は新鮮で、楽しい体験となりました。
 
小浦理事には、学生の仕事を確保していただいたり、夕食の食材を準備していただいたり、魚貝類をふんだんに使った夕食の作り方をご指導いただいたりと、何から何までお世話になりました。一杯やりながらの夕食も大変楽しい時間となりました。
 
桃取町の皆様にも親切に接していただき、ありがたかったです。深く感謝申し上げます。
 

 

採れたてのワカメの葉と茎を分離する作業をまず体験


小浦理事の加工場では、乾燥ワカメの加工とメカブ取りを行った


強い風の吹く中で、ワカメの加工に取り組んだ


9日午後はカキ剥きに取り組んだ


めきめき上達した?


皆で食べて、作った食材のお品書き


夕食は頬っぺたが落ちるくらい美味い魚貝類のオンパレードだ。これはカキフライ。


小浦理事に準備していただいた立派なスズキ


魚のさばき方を教わった


お風呂をいただいた岩佐様のお宅では、揚げたてのオカキを食べた。


ムシカキも絶品だった。


続いてスズキのムニエル


絶品タコメシ


ハモのすり身団子スープ。あっさりして美味だった。


スズキのあら炊き(半分以上、食べた後ですみません)


皆で楽しく夕食を食べた


伊勢湾の環境問題を学ぶことも忘れない(ゴミが集積した奈佐の浜にて)

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