「環境情報学概論I」の授業では、学内の里山整備を行っているNPO法人PPK四日市(代表:植松正弘)の方々を講師として迎え、学内の里山を活用した実践的な授業を行っています。今年度は4月20日(水)に「竹林保全実習」、4月27日(水)に「里山と竹林保全」についての講義を実施しました。
この実習は今年で12年目となり、授業の予習用テキストである「四日市大学 竹林整備ハンドブック」はこの4月に第2版が発行され、学生に配布されました。
「竹林保全実習」では、環境情報学部の1年生全員が参加し、5班に分かれて竹の伐採、切り分け、枝打ちなど竹林整備の一連の流れを体験しました。授業前に学内の里山の遊歩道を歩いてくる課題が課されていたためか、ハンドブックもよく読み込まれ、長靴、手袋、作業服、帽子等、学生たちの服装や準備は例年になく機能的で、安全に作業ができました。実際に体験することによって竹林や里山への関心が高まったようでした。竹林整備の後は、竹の子掘りも行いました。
「里山と竹林保全」の講義では植松さんが講師となり、自然の怖さ、昔の生活と里山との関わり等について体験談を交えたお話から始まり、学生との対話を交えながら授業が進められました。今回の授業だけでなく、これからも学内の里山に入って、里山に関心を持ち、持続可能な社会のため子々孫々まで里山を残していってもらいたい、という講師からの強いメッセージが込められた講義でした。
2回の授業でご指導いただいた植松正弘さんをはじめとするPPK四日市のメンバーの方々にお礼申し上げます。






