伊勢湾総合汚染対策協議会研修会で講演(千葉)

2020年2月10日(月)に四日市ポートビルで題記の研修会が行われ、伊勢湾流域の市町村から環境部門の担当者の方々が参加されました。最初に講演があり、私が講師を務めました。講演タイトルは「伊勢湾におけるきれいで豊かな海について」で、伊勢湾の水質と漁獲高の年代変化、水質総量規制の効果、植物プランクトンと動物プランクトンの変化とそれが生態系や水質に及ぼす影響について、生態系シミュレーションの結果を交えて紹介しました。

講演後には四日市港管理組合の巡視船ユリカモメで四日市港に出て、約1時間をかけて周遊し、定期的に水質調査が行われている楠町沖(St-25)と富双緑地沖(St-20)で海底泥を採取し、泥の状態を観察しました。富双緑地付近の泥は真っ黒で、泥の表面だけが黄緑色に変化していました。現在は海底まで酸素が回る循環期のため、泥の表面だけ薄く酸化されたものと考えられます。

三重県環境生活部大気水環境課の皆様、四日市港管理組合の皆様、お世話になり、ありがとうございました。

巡視船ユリカモメの上で採泥に使うエクマンバージの説明を行う四日市港管理組合の皆様
富双緑地沖で採取した海底泥。表面だけ酸化していた。マイクロプラスチックの調査のため、持ち帰った。

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