十四川調整池の見学会に参加(高橋正昭)

十四川は垂坂山付近を水源として伊勢湾に流れる小河川ですが、中流部川岸に桜が植樹され、春は花見客で賑わっています。都市部を流れる河川なので、地球温暖化に伴う局地豪雨による洪水も懸念されています。
 
水害対策の一環として、平成21年に四日市市大矢知地内、県道64号上海老茂福線沿い、北勢バイパス西側に調整池が設けられました。当該調整池は通常立入り禁止で、その存在はほとんど知られていません。そこで今回、池の状況を知ろうということで、11月13日(火)午前に見学会が行われました。当日は地元の十四川を守る会会長ら4名と四日市大学から高橋、粟屋両特任教授が参加しました。
 
管轄する四日市市役所河川排水課長から歴史経過、施設規模、構造などにつて説明が行われ、参加者からは大雨時の水の流れや保水機能について多くの質問が出ました。この調整池は面積8336m2、貯水量20325m3で、通常時は水が無く、セイタカアワダチ草などの雑草が生えています。そのため、ビオトープとしての機能が期待できません。今後は環境面での活用を考えるべきかと感じました。
 

見学風景

1件のコメント

  1. 前から思っているのですが、日本の至る処に雨水調整池があります。このスペースをビオトープ化するのもひとつの方法ですが、太陽光パネルで覆って、地元の電力源として使うことは考えられないでしょうか。太陽光パネルに多少の隙間を空けて光が池にも届くようにすれば、池の環境悪化は防げると思いますし、雑草の繁茂も防げます。地域のエネルギーは地域で作るということで、うまく利用を工夫すれば地域興しにも繋がるかもしれません。

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