2023年7月22日(土)に御在所岳山頂でNPO法人「森林の風」によるパッチディフェンスの修繕と、その中への子供達による植樹が行われたので見学してきました。同山頂には「森林の風」が設置したパッチディフェンス(12m×12mの矩形)と樹木毎の獣害ネット(マンディフェンス)が多数あります。冬場には樹氷がネットに張り付き、強風がネットに強い力を及ぼすため、また積雪の圧力で支柱が倒れたり折れたり、ネットが破損したりなどの損傷が度々起きます。今回は、そのようにして壊れたネットの補修が行われました。
この御在所岳の北部にある朝明渓谷源流部のブナ林ではブナ稚樹の植樹が計画されており、その参考にするために「森林の風」の活動を見学させていただきましたが、大変参考になりました。「森林の風」の方々が、組織的に声を掛け合い、力を出し合ってパッチディフェンスのネットを張る姿や、優しい目線でマンディフェンスの修繕を進める姿などに、地域の森林を守るという強い熱意を感じました。瀧口会長をはじめ、いろいろと教えて下さった「森林の風」のメンバーの皆様に深く感謝申し上げます。