朝明渓谷源流部のブナ林調査保全活動(野呂、廣住、千葉)

2023年5月27日(土)に本年度第1回目のブナ林調査保全活動を行いました。当初は5月6日に実施予定でしたが雨で順延となり、そのために学生の参加者数がかなり減り、また、イワカガミやシロヤシオなどの開花時期をやや過ぎてしまいました。それでも、当日は天候に恵まれ、頭上からは常にオオルリの声が聞こえ、ブナ清水ではキツツキのドラミングが響き渡り、アサギマダラが舞い、足下からはタゴガエルの声がゴロゴロと聞こえるという、豊かな自然を感じられる環境で調査を行うことが出来ました。

今回は、①ブナの実生調査(獣害、虫害調査)(昨年度からの継続)、②ブナの苗の移植適地調査(廣住研究室)、③ルリクワガタなどのブナ林の昆虫・動物調査(野呂研究室)、④ブナ林の群落調査(千葉研究室)、⑤ブナ枯れ分布調査(千葉研究室)などを目的としていました。ブナ林の始まる標高700mまでは一緒に登山し、それ以降は研究室に分かれて調査を行いました。

参加者は四日市大学自然環境教育研究会の皆様3名と三重大学生物資源学部の1年生1名、四日市大学入試広報室の職員1名、環境情報学部の各研究室の2年生から4年生までの9名と教員3名でした。初めてブナ林に登山する人もかなりいて、ゆっくりと時間を掛けて歩き、安全を第1に調査を進めました。

以下では、調査の様子の写真を掲示します。写真撮影者は矢橋良久様です。

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