恒例となった鈴鹿山脈ブナ林毎木調査ですが、今回は梅雨の合間の6月23日に実施しました。四日市大学自然環境教育研究会(含む、三泗自然を親しむ会)から10名、環境情報学部から9名(在学生6名、卒業生1名、教員2名)が参加しての大人数の調査隊となりました。
当日は湿度が高く、登山は少々苦しいものになりましたが、調査地点の山頂付近に上がると気温もやや下がり、エゾハルゼミやホトトギスの鳴く環境の中での調査となりました。既にブナ林中心部の調査を終え、縁辺部に入ったため、ブナの密度が低い箇所も多く、調査の効率は上がりませんでしたが、それでも約200本のデータを記録できました。その結果、ここまでに調査したブナの総数は約2600本になりました。
調査の途中で銀竜草や飛騨山椒魚の卵やモリアオガエルの卵などを見つけ喜んだり、展望ポイントでハライド方面の絶景を見て楽しみました。このまま順調に進むと8月末頃までには、ブナ林全域の調査を終えることができそうです。