大学院を持たない四日市大学環境情報学部では、国立大学等の大学院への進学を奨励しています。そのため、大学院進学希望者に1年生から大学院受験直前まで英語特訓を行っています。これまでに多くの学生がこの英語特訓を経て大学院に進学していきました。合格した大学院は九州大学、鳥取大学、名古屋大学(4人以上進学)、武蔵工業大学(3人以上進学)、信州大学、クィーンズランド大学(オーストラリア)、三重大学、滋賀県立大学、京都大学、三重大学(医学部大学院)などです。
英語特訓では、「Environment」というアメリカで出版されている総説誌の論文をテキストにしています。そして、主語と述語を見分ける力を徹底的につけてもらいます。接頭語によっては反対の意味になる単語があることや、語幹が共通していて、それに続く部分を変えると形容詞になったり動詞になったり名詞になったりする事例を挙げながら、逐語訳していきます。また、和文英訳では、自分の英作文力で書ける程度の簡単な日本語にまず書き直すことに力を入れます。難解な日本語を平易な日本語に書き直すことができたら、勝算ありなのです。こうした日本語の書き換えも、語学力の向上に有効です。
また、英語以外の専門科目(例えば数学、物理、化学、情報など)については、大学院進学指導WG(ワーキンググループ)という教員組織を作り、ある分野を勉強したい学生は、WGに所属する専門の知識を持つ教員に個別に指導を受ける体制を作っています。