吉崎海岸で第7回マイクロプラスチック調査を実施(千葉)

2020年10月4日(日)に吉崎海岸で第7回目となる調査を実施しました。桑名市や四日市市の一部ではかなりの降雨があったようですが、吉崎海岸では降雨はなく、午前8時から海岸清掃、午前9時過ぎから勉強会、午前10時からマイクロプラスチックの定期調査を実施しました。

四日市うみがめ保存会主催の海岸清掃には市民や企業などから約100名の参加者があり、この2か月間に打ち上げられた漂着ゴミを拾いました。この日は流木も多く、また数多くのプラスチック製品が打ち上げられていました。あっという間にゴミ袋は一杯になり、皆で集積場所に運びました。このゴミは、後日、四日市市が回収してくれます。

勉強会の担当は私で、千葉研究室3年生の岡本拓真君と高木麻衣さんが講師を担当し、海洋プラスチック問題の一般的な話題や、自分たちが調査をしてきた吉崎海岸のマイクロプラスチックの汚染状況について話しました。約40名の市民や学生の皆さんが熱心に聞いてくれました。

その後、3年生全員(5名)がインストラクターになり、マイクロプラスチックの採取を行いましたが、徐放性肥料プラスチック、発泡スチロール片、レジンペレット、硬質プラスチック片、人工芝の破片などが次々と見つかり、参加者の皆さんは驚いていました。

その後、一息入れてから、第7回目となるマイクロプラスチックの調査を行いました。学生たちも調査に慣れて、自分たちの判断で迅速に動いていました。8月までは徐放性肥料プラスチックが非常に多く、冬に向かって減ってくるかを注目しています。採取した試料の分析を急ぎたいと思います。

勉強会で講師を務める岡本君(右)と高木さん(中)、サポートする清水さん(左)
勉強会と調査の様子をCTY(地元のケーブルテレビ局)に取材いただいた
調査地点(11点)
マイクロプラスチックを浮上させ、集めているところ
エコ活部の部長の寺井君(右)も調査に参加してくれた。アルミ板を砂に埋め込み、コドラートを作っているところ
今回は、流木がかなり打ち上げられていた
吉崎海岸の南端にはプラスチック製品が多く打ち上げられていた。

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