四日市大学の文科系サークルである「エコ活部」が2022年6月12日(日)に答志島奈佐の浜でアマモ場の保全活動を行いました。同部は約2年前から同活動を実施しており、今回はアマモの種取り(花穂採取)でした。
海のゆりかごと呼ばれるアマモ場は、海洋生物の繁殖と成長の場として大切な場所と考えられていますが、伊勢湾ではその面積を大きく減らしています。近年、底生の魚介類など、湾内で生活史の大半を過ごす魚介類の減少が叫ばれていますが、アマモ場の減少も大きく影響していると推定されています。
答志島奈佐の浜のアマモ場ですが、地元の漁師である小浦嘉門様や、(株)モリエコロジーの森様が中心となり、約10年前から再生活動に取り組んで来られました。アマモの種を取り、それを布と金網製のロールの上に撒いて、それを海底に設置して、少しづつ、アマモ場の面積を増やす活動です。
今回はアマモの種取りをエコ活部の学生たちは手伝いました。雨が続き、海には濁りが入っていました。水温も若干低目でしたが、学生たちは頑張ってアマモの花穂を採取しました。作業の様子を動画にしたので、ご覧ください。昨年度の活動はドローンで撮影もしたので、その動画も下に掲載します。