平成24年7月11日(水)午後、高橋ゼミ2年生8名が四日市市の下水処理場、日永浄化センターの見学を行った。当該施設の見学は毎年、この時期に行っているもので、公害防止管理者試験などにおいて基本となる水処理技術を理解するため、施設を直に目で確かめることがねらい。
参加者一同は近鉄新正駅から天白川堤防を15分ほど歩いて現地に向かった。途中の道沿いにある食肉処理場や、中央緑地公園について説明を行った。
施設では羽田場長からスライドやビデオを用いた説明を受けた後、水処理施設の現場見学を行った。時々雨が降る悪天気にもかかわらず参加者は活性汚泥法による汚水処理の仕組みや、生成する余剰汚泥処理などについて真剣に説明を聞いていた。下水処理施設見学は初めてという学生もあり、生物処理を実感することができた。
下水処理場は陸と海を繋ぐ接点です。伊勢湾調査実習に下水処理場の見学を加えても面白いのではと思いました。さらに加えるとしたら、干潟や河川の環境調査ですね。
(自分で調べればいいだけのことかも知れませんが)下水の生物処理というのは具体的にどのようにするのですか?
生物処理と言うより、微生物処理のほうが適切な表現でした。活性汚泥法とよばれ、数十分の一ミリメートルの微生物を含んだ汚泥が汚水中の有機物を分解、除去するもので、世界的に広く使用されています。