四日市大学キャンパスの里山がNPO法人四日市PPK(ピンピンコロリ)の皆様のボランティア活動で整備されていることをご存知でしょうか。
昨日、晴れ渡った秋空の下、久しぶり(すみません)に整備場所を訪れたところ、作業はかなり進み、以前は猛烈に荒れた竹林であった所が、気持ちの良い空間に変化していました。竹の間の距離は十分に確保され明るい林となり、道路との境界にも竹の壁が出来、綺麗なたたずまいになっていました。
環境情報学部が作ったビオトープ周辺も以前に比べて明るくなりました。
四日市PPKの方針は、伐採にチェーンソーや重機を使わず、全てノコギリと人力で作業を行います。昨日も数名の方々が汗を掻きながら熱心に作業にあたっておられました。
四日市PPK代表の植松正弘様にお話を伺いましたが、これらの作業を行ってきたのは6名で、毎週3回の作業を続けているそうです。全て無償奉仕の活動で、地域として四日市大学を支えてゆきたいという気持ちとのことでした。なかなか出来ることではないと思います。
テニスコートとクラブハウスの間の竹林を整備されたのも四日市PPKの方々です。四日市大学キャンパスの里山の整備を終えるのにどれだけ時間がかかるのかと質問したところ、10年で1サイクル、終わりはなく繰り返さなければならないとのことでした。
テニスコートから東に続く大里台の里山も、地域の方々の手によって整備が始められました。このように、放置され荒れた里山を、地域パワーでもう一度復活しようという動きが四日市周辺で数多く見られるようになってきています。
地域の力で協力して地域の自然環境を守ってゆくというのは大変良いことで、あるべき姿だと思われます。四日市大学や環境情報学部も、より一層、このような地域の環境保全活動に関わり、協力してゆく必要があるのではないでしょうか。
整備された竹林を歩きながら、そのように感じました。