平成28年1月24日(日)、清須市の庄内川水防センターで第5回「藤前干潟・伊勢・三河湾のごみと水を考える集い」が開催され、山、川、里、海の環境保全活動に取り組む市民団体・行政等の35団体70人が参加しました。坂野一博実行委員長の挨拶に続き、河村たかし名古屋市長の来賓挨拶があり、藤前干潟が守られた経緯を振り返るとともに、名古屋には誇れる歴史文化資源のあることを説明されました。
その後、本学環境情報学部の千葉賢教授が「伊勢湾の漂流漂着ゴミの研究」と題する記念講演を40分間行い、漂流漂着ゴミ問題に関して、これまでの調査で判明していることや、未解明なことを整理するとともに、コンピュータシミュレーション結果などを紹介しました。
続いて基調報告、特別報告4件が行われ、その後は参加者全員が3グループに分かれ、分散会を行い、相互交流・意見交換を行いました。分散会の進行を含め、中部大学ボランティアNPOセンターの学生たちの活躍が目立ちました。
分散会では、ゴミをポイ捨てしてしまう環境意識の低い人たちに、どのようにしてゴミ問題を伝えてゆくと良いのかという点を中心に議論が交わされ、このようなワークショップの重要性や、小学校教育などでゴミ問題を扱うことの必要性を求める声が出されました。
最後に第5回「ごみと水を考える集い」の声明文を皆で採択し、22世紀奈佐の浜プロジェクト委員会の森一知事務局長から閉会の挨拶があり、シシ鍋とおにぎりが振る舞われ、会は終了しました。
参加者の皆様、会の開催にご尽力された皆様、お疲れ様でした。