三重県水産研究所は1970年代から伊勢湾の水質の定期調査(浅海定線調査)を続け、データを公表しています。環境情報学部の千葉研究室では、このデータから伊勢湾の水平と鉛直面の水質コンター図を作成し、ホームページで公開しています。この度、2018年末までのデータを加えて更新しました。海の環境問題に関心をお持ちの方は是非、ご覧ください。
https://eis-yokkaichi-u.jp/chiba/isewan/miesuisi.html
このページでコンター図を観察すると、伊勢湾の最大の環境問題である貧酸素水塊は70年代初頭に既に大規模に発生しており、1979年に始まった水質総量規制にも関わらず、その発生期間(5月~10月)と水平面積に大きな変化はなく、現在も発生が継続していることなどが分かります。
千葉研究室では、環境省の広域総合水質調査データから伊勢湾の年代別の表層と底層の水質コンター図も作成し、公開しています。こちらもご覧ください。