どのような野生動物が分布しているのか調べる方法として痕跡(フィールドサイン)調査があります。調査範囲をゆっくり踏査し、痕跡を見つけ種を同定する方法です。様々な哺乳類の痕跡について知識を持っている必要があります。
先日、2年生に大学の近くの田んぼ周辺で痕跡調査を体験してもらいました。写真はタヌキの足跡を見つけ、観察しているところです。タヌキの足跡は指(肉球)が4本で、イヌやキツネよりも丸っこいのが特徴です。ネコの足跡も丸っこいのですが、タヌキの足跡には爪痕が残るので見分けがつきます。
近いうちに大学から約10km離れたところにある三重県民の森(菰野町)に行って痕跡調査をします。そこで見つかる痕跡は大学周辺とは全然違います。色々な痕跡の実物を見てもらう予定です。