四日市大学環境情報学部



オーストラリア語学/環境研修報告 その5


オーストラリア語学/環境研修の一行がクイーンズランド大学での研修の4日目を迎えました。引率している井岡教授からの報告です。
 
今日はフィールドトリップです。ブリスベンからフェリーに乗って、ストラドブローク島に渡ります。
 

フェリー上での記念撮影


 
ノースストラドブローク島のGoompiで先住民族アボリジニの子孫であるマットさんから話を聞きました。アボリジニとは、ラテン語でオリジナルという意味だそうです。ということは、植民した白人がつけた名で、先住民族が自ら名乗ったものではない。また、先住民族は、たくさんの部族に分かれていたそうで、その使う言葉も、道具も違っていたらしい。基本的に、木や貝殻、石などを加工して、道具や楽器を作り上げていたとのこと。マットさんが最初に、大型の縦笛(日本でいうところの尺八の抑える穴がないものを大型化したものと考えれば良い。下の写真をご覧下さい)を演奏してくれました。カンガルーや鳥やその他の動物をイメージして、演奏を変えるようです。唇と息だけで、リズム、強弱、高低を変化させる奏法で、右手でその動物の動きも表現するものです。演奏は素晴らしいものでした。演奏は、録画してあるので、何らかの方法で公開します。
 
アボリジニ達は、白人が入ってきて、虐げられた生活(一箇所に集められ、話す言葉も制限されたと説明されました)を余儀なくされました。その後、アボリジニの権限は徐々に回復しましたが、現在でもなお、法律できちんと保護されているわけではないと説明されていました。
 

アボリジニの楽器や道具


アボリジニの槍


アボリジニの習慣や歴史を説明してくれたマットさん


マットさんの説明を聞く


アボリジニの写真


 
アボリジニは採集生活を送っており、季節によって、動物の採集、木々の果物、海の魚などを食していたそうです。生活の周りにある木々の葉は主に薬の役割をするもの、料理に供されるもの、食べ物を包んで保存するためのものなど、自然と一体化した生活であるとの印象でした。海岸沿いに古くからある貝塚も見せていただきました。
 
やり投げの実演も見せていただきました。紐を付け加えて、160mも飛ばすのだそうです。また、みんなでブーメランを飛ばす体験もしました。案外、うまく、自分の投げた地点まで回転しながら戻ってくるのが驚きです。このように、アボリジニの人たちは、何万年の間、自然とともに生きてきたことが伺えます。
 
次は、Point Lookout での海岸線の美しさと野生動物について、お伝えします。Point Lookout は起伏(断崖絶壁)に富んだ海岸線が続き、風光明媚です。サーフィンをやっている人たちがいました。日本と違って、広い海岸線に、数えても、10名程度のサーファーしかいません。こんなところで、サーフィンをやっていたら、飽きないだろうなと、サーフィンをやったこともない私が思いました。
 

Point Lookout での記念撮影


サーフィンにもってこいの海岸線


 
また、海面近くには、ウミガメの姿が見受けられました。さらに沖合には、イルカのグループ(目視では最低3匹)の姿も見えました。
 

ウミガメ(海の中で黒くなっている部分)


 
陸上では、子供を袋の中に入れたワラビー、カンガルーの親子を見つけました。人間を見ても、逃げ出さずに、悠然と草を食べていました。政府によって、保護されていることがわかります。以上、自然の中にいるオーストラリアならではの動物に出会ったことになります。
 

野生のカンガルーの親子


 
次は、Brown Lake です。湖です。島の中央部に位置して淡水の湖です。水温がかなり高く、素足で入っていける状態です。透明できれいのだけれど、少し赤みがかかっています。周辺の落ち葉からのタンニンだそうです。
 

Brown Lake 水がきれいです。


足の生えたオタマジャクシ


湖で泳ぐ学生(水深は浅いです)


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