オーストラリア語学/環境研修の一行がクイーンズランド大学での研修の7日目を迎えました。引率している山本教授からの報告です。
午前中は昨日に引き続き、メリカ先生による英語の授業。昨日とは違って今日は教室を飛び出してのキャンパスでの実地のレッスンで、二人一組のペアを組んで出会った人々に様々な質問をしては答えを書きとめるというもの。知らない人に勇気を出して話しかける学生の姿が印象的でした。日本食を含めた世界中の料理を出す店が軒を連ねるキャンパスで各自思い思いに昼食を楽しんだのち、午後は「炭素取引」についての講義。講師はベリンダ・ウェイドさん。気候変動による悪影響に対処するためには何らかのアクションが必要であり、現に例えばオーストラリア人の78%、米国は79%、日本は68%が必要だと思っている(日本人は意識が低い?)。では、どうすべきか。気候変動に直結する大気は世界が共有するものであるため世界が一致団結してアクションを起こす必要があるが、そのなかで二酸化炭素の排出量を下げることが急務。それを経済取引のスキームにあてはめたものが炭素取引であり、その仕組みの説明をベリンダさんが詳しく説明して下さいました。通訳を通してもかなり複雑な内容であったため学生たちにはちょっと難解だったかも知れませんが、最後にきわめて的を得た質問が学生から飛び出したのには正直驚きました。さすが、環境情報学部専攻!