山本伸教授(専門はカリブ文学)の新訳書『デュー・ブレーカー』の書評が、『週間読書人』に続き、『本の雑誌』、『ラティーナ』、『西日本新聞』、『週刊金曜日』、『図書新聞』等で続々と紹介されています。この短編集はハイチが舞台になっていますが、テニスの大坂なおみ選手(お父さんがハイチ人)がUSオープンを制したこともあって、注目を集めているのかも知れません。独裁政権時代に加害者となって暗躍した父親とその被害者の妹が愛し合って生まれた主人公が、娘として父をどう見るか、母をどう見るか、そして自分はどうなのか、という深遠な問いがテーマとなった小説です。微細な心の揺れなどがテーマとなる昨今の日本の文学ジャンルのなかで、究極に自己の価値観を問い詰めるハードコアな読み物をぜひ体験してみてはいかがでしょう? 心にズシンと来ますよ。(¥2,200/五月書房新社)
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