四日市港と伊勢湾海底のマイクロプラスチックを分析中(千葉)

伊勢湾の海岸、海底、海面付近のマイクロプラスチックの分布調査を続けています。海底泥には貝殻や様々な粒状の有機物が含まれるため、マイクロプラスチックを分離抽出するのに手間取りましたが、ようやく、酸分解と比重分画を組み合わせる方法に成功し、分析が軌道に乗り始めました。

四日市港と伊勢湾中央部の合わせて5地点の泥の分析を行っていますが、全ての地点でマイクロプラスチックが確認され、フィルム状、ファイバー状、粒状、小片状、袋状など、様々な形状を持ち、サイズも数マイクロメーターから数百マイクロメータまで、様々であることが分かって来ました。

近日中にマイクロFTIR(フーリエ変換赤外分光法)装置でプラスチック組成の分析を行う予定です。

四日市港の海底泥から抽出されたマイクロプラスチック

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