朝明川八郷橋付近でゼミ活動(千葉)

穏やかな陽光と暖かさに誘われて、11月13日(金)の専門演習b(3年生)の授業を朝明川の八郷橋付近で行いました。特定外来生物であるアレチウリが繁茂しており、枯れる前に学生たちに見せたかったのと、まだあまり教えていないドローンによる調査方法を体験させるためでした。

「マムシ注意」の看板にビクビクしながら河原に降り、朝明川特有の白い砂浜に出たところ、砂の上に残る無数の動物の足跡。これはタヌキだ、キツネだ、アライグマだと皆で議論。鳥たちの足跡も多数ありました。学生たちはアレチウリよりも動物に興味があるようでした。

ドローンの組み立て、操縦方法なども経験し、残った時間は青春の象徴「水切り」をして学生たちはワイワイと楽しみました。大学のすぐ近くに、このような清流があることは本当に素晴らしいことです。幸いなことにアレチウリもまだそれほど広がっていません。今後は、地域の方々に状況を知らせて、対策を検討する必要があると考えています。

今回は近赤外線の撮影も行ったので、反射成分からNDVI等の植生指標を求めて、アレチウリの分布状況の把握などに結び付けたいと考えています。暫定的に計算した結果を最下部に示します。この部分の研究はネパールからの留学生が卒業研究として取り組んでいます。

八郷橋付近の朝明川の河原の風景
水切りで盛り上がる学生たち
ドローンの飛行練習をする学生たち
ドローンの撮影画像から作成した八郷橋付近のオルソ補正画像。低空(高度20m)でドローンを飛行させたため、高解像度で川原のオルソ補正画像を作成できた。拡大すると予定通りアレチウリとクズの区別ができた。
近赤外線NIRとシアンCYANの反射成分から作成した画像。アレチウリの存在している場所は赤くなり、クズと区別できる。

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