千葉研究室の3年生が、2020年12月6日(日)に四日市市楠町の吉崎海岸でマイクロプラスチックの定期調査を実施しました。この調査は2か月毎に行っているものです。
この日は四日市うみがめ保存会の海岸清掃日で、9時に海岸に到着した時には既に多くの人たちが海岸でごみの清掃活動を行っていました。良く知っている方々に沢山出会い、挨拶をしながら、調査の準備に入りました。
昨年12月から数えて6回目の調査となるので、学生達も慣れたもので、自分たちで巻き尺を使って50m間隔の11箇所の観測点を次々と決め、コドラートを設置し、マイクロプラスチックの採取を進めてゆきました。
大変穏やかな天気に恵まれ、視界も素晴らしく、伊勢湾の入口にある神島も霞んで見えていました。調査の後半には気持ちの余裕が出てきたのか、皆でお喋りをしながら作業を進めることができ、大変楽しい調査になりました。
今回の調査の注目点は、6月に急激に増えた徐放性肥料プラスチックが、北西風の作用で海に再漂流し、昨年の12月並みに減るかです。学生達もその点を意識しながら調査を進めていて、大変頼もしかったです。
記事にはアップしていませんが、先週金曜日には四日市第3コンビナートの東ソー四日市工場内にある東ソー分析センターの見学をさせていただき、プラスチックの分析に用いる最先端の機器について勉強しました。また、東ソー製のレジンペレットも見せていただき、海岸で採取してきたものと比較する機会も得て、マイクロプラスチックに関する生きた知識をさらに増やすことが出来ました。
4年次の卒業研究に向けて、大変良い経験を積んでいます。