2021年1月21日(金)10:50より、212教室で自然環境分野の卒業研究発表会を行いました。プログラムを以下に示します。研究内容は年々充実してきており、早い人は3年生から取り組みます。自然環境分野はフィールドでの調査や植物の栽培等を行うので、季節変化、場合によっては複数年の間の変化などを追いかける必要があり、その分、早めに研究を開始します。
教室には発表する4年生と、3年生以下の自然環境分野の学生が集まりました。3年生以下の学生は4年生の発表を見て、将来の自分の研究テーマや研究方法の参考にするので、それが良い循環となり、研究内容のレベルアップにつながっています。
学部生は幅広く学ぶことも大切ですが、ひとつの分野に集中して、そこを深く掘り下げて研究し、それを卒業論文という形にまとめ、皆の前で分かり易い発表を行うという経験も、非常に貴重なものだと自然環境分野では位置付けており、担当教員も一所懸命に指導しています。
2月に「わかもの学会」という2学部の学生研究を発表して競うイベントがあり、この卒業研究発表会からも1名が代表として選出されます。また優秀賞として数名が選出され、卒業式で学部長賞を受け取ります。
今回は、「わかもの学会」の代表に高木麻衣さんが、優秀賞に ⼩松右京君、平野稔季君、吉⽥将成君、高木麻衣さんが選ばれました。おめでとうございます。
表彰者は以上の通りですが、甲乙つけがたい優秀な研究が多数ありました。4年生の皆さん、本当にご苦労様でした。
⽒名 | 発表題⽬ | 指導 教員 | |
1 | ⻘⽊宏⽃ | 伊坂貯⽔池(四⽇市市伊坂町)のプランクトン の多様性の移り変わり | 牧⽥ |
2 | ⼤⽥寛騎 | ⼩型無⼈⾶⾏機(ドローン)と⽬視調査を⽤ いた四⽇市市の河川のアレチウリ調査 | 千葉 |
3 | 岡采那 | センサーカメラによるイエネコの個体識別と 餌場利⽤ -名古屋市猪⾼緑地を事例として- | 野呂 |
4 | 岡⽥樹弥 | 下⽔処理場の放流⽔と活性汚泥槽に含まれる マイクロプラスチックの調査 | 千葉 |
5 | 岡本拓真 | 伊勢湾の海底堆積物中のマイクロプラスチッ クの調査 | 千葉 |
6 | 落合敬吾 | 四⽇市市⿅化川と海蔵川を流下するマイクロ プラスチックの調査 | 千葉 |
7 | ⼩野 敦暉 | 津市におけるカエル類の鳴き声による分布 調査 | 野呂 |
8 | 加藤直⼈ | ⼭間地域の道路縁におけるニホンジカの出没 状況 | 野呂 |
9 | ⿍喬 | グロースキャビネットを⽤いた気温制御によ るトルコギキョウの発芽・育苗実験 | 廣住 |
10 | 紙⾕顕次 | 北勢地域の緑地における中・⼤型哺乳類の⽣ 息分布状況 | 野呂 |
11 | ⼩⻄美⾥ | 地域ネコの餌場が野⽣動物に与える影響 -名古屋市猪⾼緑地を事例として- | 野呂 |
12 | ⼩原薫 | 成⻑に伴うシベリアイタチ(Mustela sibirica )の形態的変化 | 野呂 |
13 | ⼩松右京 | ⾼松⼲潟におけるイソシジミの成⻑分布 | ⼤⼋⽊ |
14 | 清⽔あいる | 伊勢湾のマイワシ消化管内のマイクロプラス チックの分析 | 千葉 |
15 | 下⾥優太 | 家庭⽤洗濯機から排出される化学繊維の調査 | 千葉 |
16 | 鈴⽊エリキ | 地域ネコ活動およびTNR活動の現状と課題 ‐名古屋市東部地域を事例として‐ | 野呂 |
17 | ⾼⽊ ⿇⾐ | 吉崎海岸のマイクロプラスチック分布推移と 徐放性肥料樹脂被覆の種類調査 | 千葉 |
18 | 髙岸良輔 | 農業⽤⽔路として利⽤されている⽚樋マンボ における⽔質変化 | ⼤⼋⽊ |
19 | 武村明⾳ | 河川⽔を引き⼊れたマンボの流下に伴う⽔質 特性 | ⼤⼋⽊ |
20 | 早川史恩 | 猪⾼緑地内すり鉢池(名古屋市)における池 ⼲し前の⽔質特性〜特に窒素に注⽬して〜 | ⼤⼋⽊ |
21 | 平野稔季 | 猪⾼緑地内すり鉢池(名古屋市)における池 ⼲し前の⽔質特性〜特にリンに注⽬して〜 | ⼤⼋⽊ |
22 | 房⽂⽂ | ⾼松⼲潟におけるマイクロプラスチックの 分布特性 | ⼤⼋⽊ |
23 | 福⼭幸也 | ⾳声調査による都市郊外のコウモリ類⽣息 状況 | 野呂 |
24 | 坊祐奈 | 冷⽔灌漑による根域冷却がトルコギキョウの ⽣育に与える影響 | 廣住 |
25 | 宮⽥裕仁 | ヘア・トラップ法による中型哺乳類の⽣息 調査 | 野呂 |
26 | ⼭⽥泰之 | ⻲⼭温泉⽔施与が袋培地栽培トマト果実の抗 酸化成分に与える影響 | 廣住 |
27 | 横⼭桃伽 | 三重県北勢地区の河川におけるマイクロプラ スチックの定量と季節変化 | ⼤⼋⽊ |
28 | 吉⽥将成 | 北勢地域におけるモグラ類の多様性と体サイ ズ | 野呂 |