千葉教授が環境県民講座を担当しました

2017年1月21日(土)、三重県立博物館(MIEMU)で三重県主催の環境県民講座が実施され、環境情報学部の千葉賢教授が講師を務めました。講座のタイトルは「数値シミュレーションによる貧酸素水塊の未来予測」で、約60名の聴講者が集まり、熱心に教授の話に耳を傾けました。
 
講座の内容は、「数値シミュレーションとはどのようなものか」、「伊勢湾で今何が起こっているのか」、「貧酸素水塊の発生と短期変動のしくみ」、「貧酸素水塊長期化の原因推定」、「数値シミュレーションによる貧酸素水塊の未来予測」、「伊勢湾の漂流漂着ゴミ問題」に分かれ、約2時間の中身の濃い、やや専門的な事柄も含むものでした。
 
教授がYouTubeにアップしている数値シミュレーションの動画伊勢湾の立体地形の見せるWebアプリ、環境情報学部が実施している伊勢湾海洋調査実習の写真の紹介もあり、楽しめる工夫も織り込まれていました。
 
会場からは、「江戸時代にも貧酸素水塊は発生していたのか」、「下水処理場は伊勢湾の環境に役立っているのか」、「伊勢湾の環境を専門家が集まって議論し、方針を決めるような取り組みは行われているのか」、「大津波が来ると伊勢湾のヘドロは浄化されるのか」などの質問があり、伊勢湾の環境問題に興味を持たれた方が多くおられたようでした。教授は、これらにも丁寧に答えていました。
 

講座の様子


教授自作の墨絵を描くアプリの紹介


伊勢湾への汚濁負荷量の年次推移の説明


貧酸素水塊の短期変動の原因についての説明


数値シミュレーションで作成したアニメーションを使っての伊勢湾の漂流ゴミの動きの説明

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