いろいろな分野へのドローンの普及が目覚ましいですが、農業への適用も進められています。この度、京都大学東南アジア研究所の渡辺一生博士(環境情報学部1期生)との共同研究で、いなべ市周辺の農地のドローンによる調査を開始しました。ドローンの販売企業(DJI正規代理店)であるSkyLink Japanさんと、環境情報学部から廣住講師と千葉教授が共同研究に参加します。
この研究ではドローンで農地の近赤外線映像を撮影し、そのデータから作物の生育具合を解析します。この種の研究は、これまでに人工衛星画像を用いて行われてきましたが、ドローンの普及により、農地の近距離からの撮影と雲に遮られることのない撮影が可能になり、より詳細な解析が出来るようになりました。
農業のIT化であり、効率の良い農業、生産性の高い農業へと繋がる試みであり、環境情報学部として積極的に取り組む課題と考えています。
今年度の調査では大安町の陽光ビオファームの野菜畑と北勢町川原の水田を対象にします。大安町では平成29年4月10日に第1回目の調査を行いました。
この調査については、今後も、環境情報学部サイトを通じて発信して参ります。ご期待ください。