カシノナガキクイムシの捕獲調査(千葉)

環境情報学部の千葉セミナーでは、里山研究の一部として、ナラ枯れ調査も進めています。これまで、大学敷地内や大学近隣の里山のナラ枯れ状況を調査し、紀要に論文も発表してきました。

この度、4年生の2名(平野君と藤崎君)が、次の段階の研究として、ナラ枯れを媒介するカシノナガキクイムシの捕獲調査を行うことを決めました。卒業研究として取り組みます。

カシノナガは5月末頃からコナラ等の樹木から抜け出て飛翔し、新しい樹木に移動するとされています。学生たちは、学内や許可を受けた学外の地点にFIT(Flight Interception Trap)や粘着シートを設置して調査を始めました。

カシノナガには太平洋型と日本型の2種類が存在し、三重県では松阪市付近で2種類の生息域が重なるとされています。今回の捕獲調査を松阪市附近でも行い、2種類を捕獲できるかを調べる予定です。

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