平成26年5月31日(土)、環境情報学部環境専攻の神長ゼミは名古屋市立大学と合同で四日市市塩浜地区の現地見学会を行いました。これは講義で学んだ四日市公害について、実際に現地を訪れることでさらに理解を深めるために企画されました。参加者は、神長ゼミの3年生と、名古屋市立大学の「環境社会学」受講生の3年生、担当教員ら合わせて20名です。
当日は朝から近鉄塩浜駅に集合し、実際に地域を自分たちの足で歩いてまわりました。午前中は、塩浜小学校を訪問し、校内見学に先立ち四日市公害学習センターの谷崎さんから「四日市ぜんそく公害」の概要について説明してもらいました。また、公害がひどかった当時に生徒たちが使った「うがい場」を見学したのち、屋上へあがりコンビナートと小学校の位置関係などを確認しました。
その後、四日市市環境学習センターに移動し、併設された四日市公害資料室の見学を行いました。当時の空気清浄機などの機器類や、現在実施されている大気汚染物質監視システムの測定データについて詳しく案内してもらいました。
午後は四日市再生「公害市民塾」による第8回土曜講座「四日市公害を忘れないために」に全員で出席しました。今回は元三菱化成勤務で塩浜地区在住の「語り手」が講師であったことから、学生にとっては午前中の現地見学会という体験がとても活きることとなりました。
環境社会学のフィールドワーク体験という性質上、すべて電車と徒歩で移動したこともあって、両大学生の間で生き生きとした交流が生まれました。参加した学生からも「現地見学をしてとてもよかった」という声が多数寄せられました。
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