平成27年5月22日(金)に第7回目となる環境特殊講義が行われました。講義タイトルは「持続可能な開発のための教育(ESD)」で、中部ESD拠点協議会(RCE中部)のプログラムコーディネーターである永田裕寿氏が講師を担当しました。永田氏は四日市大学環境情報学部の卒業生(新田義孝先生ゼミ)で、現在は環境コンサル系の企業に勤めながら、個人の活動としてESDの普及に取り組んでいます。
講義は学部卒業後にどのようにして現在の活動を行うようになったかの説明から始まり、ESDの概念や歴史、RCE中部と流域圏ESDモデル、トヨタ環境活動助成プログラムの紹介へと進みました。
自分よりひと回り先輩の講義を、学生たちは真剣に聞き入っていました。講義後のレポート課題は、「今後のESDの発展のために、若者はどのような役割を担えますか?」でしたが、学生たちは永田氏が高い意識でESD活動を展開していることを知り、「自分たち若者がESDを担い、次世代に続けてゆく必要がある」という解答が多くありました。一般の聴講者の方からも、「ESDを知り、大変勉強になった」「このような講義を聞くと、在学生の環境意識も高まるのではないか」という評価する声をいただきました。