2019年1月26日(土)に「第8回ごみと水を考える集い」が名古屋市の藤前会館で行われ、千葉教授と環境情報学部3年生の浅井雄大君とチョウトクイ君が記念発表を担当しました。
最初に、名古屋市の河村市長が20年前に藤前干潟が守られた経緯や裏話をユーモアを交えてお話しになり、会場に笑顔が広がりました。その後、愛知県、国土交通省、環境省からの来賓の方々の挨拶があり、記念発表となりました。
千葉教授は、昨年9月に起きた庄内川・新川河口へのPETボトルの大量漂着現象について、その状況、原因、回収されたPETボトル数、その販売年代分布の分析結果などを説明し、さらに、簡易な流出モデルを使って推定したPETボトルの不法投棄率と川への流下率などを発表し、今後の伊勢湾の海洋ゴミ問題の解明に繋げたいと話しました。
続いて、浅井君とチョウ君が、四日市市吉崎海岸、四日市港の海底と伊勢湾海面におけるマイクロプラスチックの調査の結果を発表しましたが、徐放性肥料プラスチックの多さに、来場者は驚いた様子でした。
その後、中部大学による庄内川のヨシ原の調査活動に関する発表があり、PETボトルリサイクル推進協議会の秋野専務理事からは、PETボトル業界のリデュースとリサイクルへの取り組み、沖縄の浦添市で里浜を守る活動を進めておられる田邊様からは活動のご紹介がありました。
会場には約100名の来場者があり、愛知県、名古屋市、国交省、環境省などの行政関係の方々も多くいらっしゃいました。大変有意義な情報交換が行われたと考えられます。集いを実施された関係者の皆様、大変お疲れ様でした。
この集いの様子は1月27日の中日新聞で報道されました。