哺乳類学会 in 中央大学に参加しました(橋本)

9月15日〜18日に中央大学(東京・後楽園)で開催された日本哺乳類学会に参加しました。哺乳類を対象とする様々な研究者が入会しており、研究成果を踏まえ、政府や地方公共団体に様々な提言・要望もしている学会です。鳥獣行政上も
強い発言力を持っています。

昨年、カモシカについて検討する「カモシカ部会」の委員になるよう要請を受けたので今年から参加しました。私が研究対象にしている鈴鹿山脈のカモシカ個体群は、孤立していること、分布域が狭いこと、個体数がかなり減っていることなどの理由で、実は国内のどの個体群よりも絶滅の恐れが高くなっています。

このため学会としてレッドデータブックに絶滅のある地域個体群として掲載するよう政府に提言することになりました。この危機的状況を示す根拠として以前、わたしが書いた論文が重要だったそうです。

今後、鈴鹿のカモシカ保護にむけたの方策を検討するメンバーの一人に任命されました。今後、カモシカの研究にますます力を入れていきたいと思います。

毎年興味深い報告は数多くありますがその中で、最近になって注目され始めたのが、人畜共通感染症の問題です。特に野生動物に寄生するマダニによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染で死者も出ており、三重にもこの病気が広がっているそうです。

四日市大学周辺の野生動物に寄生するマダニの状況なども今後調べていく必要があるようです。

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