シンポジウム「どうなってるの?最近の伊勢湾」で講演(千葉)

2019年9月7日(土)に四日市市の三浜文化会館で題記シンポジウムが開催され、6名の講師が最近の伊勢湾の環境状態について発表を行い、その後、千葉の司会の元、パネルディスカッションを行いました。

6名の発表内容は、流動、水質、栄養塩、動植物プランクトン、魚介類、渡り鳥など多岐にわたり、幅広い観点から伊勢湾の自然環境の状態についての報告がなされました。

各発表の内容は次の通りです。干潟生物、渡り鳥などの減少について(四日市自然保護推進委員会、木村裕之様)、伊勢湾の栄養塩や栄養構造について(三重大学大学院、田口和則様)、伊勢湾のアサリ資源について(三重県水産研究所、辻将治様)、伊勢湾の水質の年代推移の特徴とその変化原因について(四日市大学、千葉)、四日市近海の漁業の変化について(四日市市漁業協同組合、川村誠様)、伊勢湾のアサリの減少の原因について(名城大学大学院、鈴木様)。

パネルディスカッションでは、会場(参加者は約60名)からの質問に答える形で行われ、「貧酸素水塊が拡大を続けるのは何故か」「貧酸素水塊を改善する方策は」「伊勢湾でも下水処理場から窒素・リンを多めに出すべきではないか」「明治時代の陸域からの栄養塩量でも海は豊かだったのではないか」などの質疑が行われました。

シンポジウムの様子は中日新聞(9月9日)と中日新聞Webで報道されました。

会場の様子
発表の様子
パネルディスカッションの様子

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