平津町の里山のナラ枯れ・竹林健全度調査(千葉)

2018年12月13日(木)に大学に隣接した平津町の里山の一斉調査(第1回目)を行いました。四日市大学周辺ではコナラの集団枯死が目立っており、巨木が朽ちて、台風時に倒れるなどの安全面の問題が発生しています。また、高木であるコナラが多数失われることで、里山の生態系に変化が生じる可能性もあります。一方、孟宗竹林の里山への侵出も著しく、面積を拡大し、また管理不足で荒れ放題となっています。

このような問題に対処するには、まず周辺里山の状況把握が必要ですが、里山には多くの地権者がいて、山に入ることがまず難しい状況にあります。今回は八郷地区自治会の協力を得て、地域への周知を図っていただき、調査に漕ぎつけました。八郷地区自治会の皆様には本当に感謝しております。

調査は陸上からとドローンによる空撮の2通りで行いました。ドローンの飛行に関しては、ヤマト運輸四日市あかつきセンターに離発着点をご提供いただきました。陸上からの調査は、千葉セミナーの2年生と3年生の7名及び、橋本准教授、高橋元教授、千葉教授が加わりました。また、(一社)四日市大学エネルギー環境教育研究会の矢口様と戸田様に側面からご支援いただきました。

平津の里山は、思っていた以上に荒れており、また急斜面も多く、体力のいる調査となりました。調査結果の一部を以下に表示します。調査は今後も継続します。

ドローンの空撮で作成した平津の里山のオルソ補正画像にコナラの位置(白丸)をプロットしたもの。白丸のサイズはコナラの胸高直径を表す。画像の下半分ではコナラの陸上調査が未実施。上図のコナラ本数は68。
コナラの状態別に色分けした画像。白丸:生木、緑丸:カシノナガキクイムシの穿孔が見つかった個体(生木)、黄丸:カシノナガキクイムシの穿孔に加えて、フラス(木屑など)が見つかった個体、橙丸:枯木。68本のコナラの27.5%が枯死していた。
ドローンの空撮写真から作成した等高線図(左)とオルソ補正画像。コナラ位置を白丸で示す。今後は、等高線図から樹木本数密度等を求め、里山の管理状態の把握も行う。
荒れた竹林内でコナラの調査を進める橋本准教授と藤崎君(3年生)
調査機器の使い方について打ち合わせる千葉教授と浅井君(3年生)
調査の行く手を阻む荒れた竹林

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