朝明川源流部のブナ林調査を実施(千葉)

2022年10月29日(土)に朝明川源流部のブナ林を調査しました。地球温暖化で衰退の進む同ブナ林の保全を図るための調査で、2011年から2013年までの毎木調査で3000本を超える個体を確認し、位置と胸高直径等をデータベース化しました。今年の5月に調査を再開し、ブナの実生苗の調査、獣害虫害防止ネットの設置、定点カメラによる動物調査、土壌調査、シードトラップによるブナの実の捕集と里地での育成などを行っています。

10月29日は晴天に恵まれましたが、気温がやや低く、高度を上げるに従い風が強まり、寒さを堪えながらの調査となりました。調査には四日市大学自然環境教育研究会の保黒様と福田様、環境情報学部千葉研究室の3年生である宝亀君、水野君、レグミ君の3名が参加しました。

ブナも落葉が始まっており、今年発芽したブナの実生苗(中央の双葉)も落葉寸前だった。双葉の中心には新芽が付いており、来年の成長が楽しみだ。双葉の上に見えているのが昨年のブナの実だ。今年は不作なのか、時期が早いのか、新しいブナの実はあまり確認できなかった。
区画を設置して、その中のブナの実生苗の本数や成長の様子を記録した。
定点カメラには、メスシカ、オスシカ、ニホンザル、リス、登山客などが写っていた。
下山途中の砂防ダムの上で、名古屋市街をバックに記念撮影。皆さん、お疲れ様でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください